アコスタ『アンドーラには住まない…税金はスペインに払う！』2023 マレーシアGP

『アコスタ：アンドーラには住まない…税金はスペインに払う！』

★11月12日（日）、マレーシアGPのモト2クラスでペドロ・アコスタ（19才、Red Bull KTM Ajo）が決勝2位となり、同クラスのタイトルを獲得した。

★アコスタ選手はここまでの18レースで表彰台14回獲得し（優勝7回、2位4回、3位3回）、計320.5ポイントとなり、総合2位と77ポイント差でモト2タイトル獲得を決めた。

★アコスタ選手は2021年にモト3に初参戦し、同年タイトルを獲得した。2022年にモト2クラスに昇格し、表彰台を5回獲得し（優勝3回、2位2回）、総合5位となった。
2024年はKTM機でモトGP昇格することが決まっている。

★アコスタ選手のコメント。

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【モトGPクラスでは、いつ頃までにこれぐらいにはなってる…と言うような目標はあるの？】
「ないです。最終戦後のヴァレンシアテストは本当に楽しみですけどね…
モトGPチームって言うのが、どんな風に機能しているのか…ブラッド（ビンダー）やジャック（ミラー）、アウグスト、ダニ（ペドロサ）がどんな操縦をするのか。
完璧に走れるようになるため、そう言うのが大きな助けになってくれるでしょう。
ブレーキのかけ方や曲がり方とか…去年、そう言うのを理解するのに苦労したんですよ。
ヴァレンシアテストでしっかり進歩できるよう、正しい姿勢でスタートしたいんですよね。」

【ルーキー年からモトGPタイトル争いに加わるのではと思っている人達もいるが…】
「そう言う風に思ってもらえるのって、本当に良いもんですよね。
僕としても好結果は出したいと思ってるけど、でも、タイトル争いに加われるとは言えないです。それって、本当に物凄いことだから…現時点ではね。
でも、できたら嬉しいですよ…良いレースをして、シーズン中に成長していきたいと思ってるんで。シーズン終盤にはKTM機で高い戦闘力を披露できる…とかね。
ビンダーなんか、ライディングスタイルを磨いてからは常にトップ6入りしてるじゃないですか。
確かに現在、KTM機は一歩後退してタイトルを獲得ができるような状態じゃないけど、でも、2年後にはNo.1機になってるでしょ…ラッキーと思う者もいれば、アンラッキーと思う者もいるんでしょうね。」

【ところで、貴方のマネージャーはアルベルト・ヴァレーラ氏だそうで…（※以前、ホルヘ・ロレンソを担当していた）】
「まだ何も持っていなかった時、アルベルトのおかげで僕の人生に勢いがついたんです。
当初は大変だったんですよ…ホルヘ・ロレンソの方で忙しすぎて、僕の担当になってくれなくって…。
アルベルトのおかげで世界選手権に参戦できるようになったし、すぐにKTMとの長期契約も結んでくれて、モトGPにまで昇格できたんです…とにかく、僕の人生を前に進めてくれた人ですよ。」

【ヴァレーラマネージャーとのエピソードを何か聞かせて…】
「僕を担当したばかりの頃、アルベルトが『アンドーラに移住したら』と勧めてきたんですが…2日ぐらい考えて、『（スペインから）引っ越さないよ』と答えました。
別にアンドーラが嫌だからじゃなく…それどころか、すごく良い所ですからね。でも、日は短いし、ビーチもないし…もう我慢できなくって。鬱っぽくなってしまったんです。
今でも実家（スペインのムルシア）に住んでます…まぁ、ちょっとは自立しようとしてるんですけどね。
ムルシアは良い所だし、町の人達も僕のことは見慣れてるんで…外出しても有名人扱いもされないし、10分おきに呼び止められることもないし。良い感じなんですよ。
家からは海も見えるし…今、引っ越ししようと思ってるんですが、新居からビーチまで20ｍほどなんですよ。僕としては、その点は重要なんでね。」

【しかし、アンドーラの方が税金が安いでしょ…】
「払いたいんで！」

【今日は大祝賀会になるでしょ…】
「昨日はボーリングに行ったんで、今日も行こうと思ってます。
来週もレースだし、好結果を出したいんですよね。チーム部門でのタイトル争いもあるし、僕の方も2戦とも優勝したら400ポイント近くになるでしょ…けっこうな数字じゃないですか。」

［　完　］

（参照サイト：『Moto.it』）
（Photo：Instagram）

KTMの頼みの綱はビンダーだけ、ミラーはがっかり…って話は、note『2023 オーストラリアGPまとめ』でどうぞ！