『バニャイア:2024年版ドゥカティ機に大満足…良い休暇を過ごせそう!』
★11月28日(火)、2024年シーズンに向けてのヴァレンシアモトGP公式テストで、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、2023年総合優勝)が11位だった。
★同テストでバニャイア選手は、ドゥカティ機2024年版の試乗をした。
★テスト後、バニャイア選手が次のように話した。
【テストはどうだった?】
「満足してます…なかなか良い感じで終われたんで。
コンディションはイマイチで…風が強かったんで、けっこう大変でした。
でも、ドゥカティのエンジニア陣がきちんと新エンジンを用意してくれて…今までのと似たような感じなんで、それはそれで強みなんですけどね。
あと、良くなったと思えるエリアもあって、本当に素晴らしいですよ。以前から改良して欲しいと頼んでいたエリアなんです。
ですから、最高の気分で休暇を迎えられますね。」
【ヴァレンシア最終戦でタイトル獲得を決めたが…実感できてる?】
「とにかく、素晴らしい気分で月曜日を迎えましたよ…最高に楽しい1日だったし、少なくとも2週間はそう言う日々を過ごせるでしょう。
日曜日も素晴らしかったけど、月曜日は心の底からリラックスできました。素晴らしかったですよ。」
【マルク・マルケスがドゥカティ初乗りで4位になっていたが…】
「全然見かけなかったんですが…でも、何戦か前から僕は『最初のテストから首位に立てるだろう』と言ってたんで、けっこう当たってましたね。
うちのマシンで、大いに楽しむんじゃないんですか。」
【ところで、祝勝会は楽しんだ?】
「楽しんだなんてもんじゃなかったです…。」
【今シーズンが終わったばかりなのに、新マテリアルの選別と言う重要課題をこなすのは大変でしょ?】
「月曜午後にイベントが1つあったんで、集中力が戻ってきました。
タイトル獲得の翌日にイベントがあるって言うのは、けっこうキツいんですよ…でも、おかげで自分は二輪レーサーだっってことや、今日のテストが重要だってもことも自覚できました。
ここ2年間は11月テストで常に、マシンや新マテリアルについて疑心暗鬼になってたんですよ。
2021年はヘレステストだったんですが、コンディションが素晴らしすぎたものだから…1月末のテストでは酷い結果になってしまったんです。
2022年はヴァレンシアだったけど、納得できない物がけっこうたくさんあったんで、その後のセパンテストは重労働になってました。
今日は新マシンについて大きな変化はなく、けっこう似たような感じなんですが…いくつかのエリアがそのままのマシンで始められるって言うのは、良いことですからね。大満足ですよ。」
【優遇措置の新レギュレーションにより、テストでの使用タイヤ数が170セットになってしまったが…】
「170セットあれば、重要箇所を判断するには十分だと思います。
結果を出すことができた選手やチームにとって、優遇措置は公平であるべきで…アプリリアはレース優勝していたし、KTMは戦闘力が高かったのですからね。
ホンダとヤマハは優遇措置を受けてもOKでしょう。」
【他のメーカー機は観察した?】
「いやぁ〜何も見てないんですよね。唯一、ホンダ機がけっこう長くなったなぁ〜って思いました。うちぐらいありますよね。」
【去年のオフシーズンは大忙しだったが、今年は…?】
「今年はですねぇ…12月2日にリヴァプールでFIMの授賞式があって、14〜15日はドゥカティのイベントが入ってます。
でも、それ以降は電話も切って…その後は、また任務再開ですね!」
【モトGP機の開発については?】
「僕は常に多くの事柄を上手く感知できて…時には感知しすぎて、それが自分の限界になってしまうんですよ。
でも、テスト作業って言うのは常にプラスですよね…どの方向に進むべきか、判断材料になってくれるじゃないですか。
ファクトリーに昇格した最初の年に、コロナ禍のせいでマシン開発が凍結されてしまい…何も試せなかったんですよ。
2022年は大変でしたけどね…今度は試す物が多すぎて、いくらやっても終わらなくって開幕戦でも試してました。
大変だったけど、助かりましたね。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
バニャイアのオーバーテイクは、ただのヤケクソだったのか?…って話は、note『2023 タイGPまとめ』でどうぞ!