『ポッジャーリ:マルケスが笑顔になるのは当然のこと』
★マヌエル・ポッジャーリ元選手(サンマリノ出身、40才。2001年125cc総合優勝、2003年250cc総合優勝)は、2022年よりグレジーニチームでコーチを務め、同年にエネア・バスティアニーニがタイトル争いの末に総合3位となった。
2023年は新規加入だったアレックス・マルケスが早々に好リザルトをおさめ、また、シーズン終盤はファビオ・ディ・ジャンナントニオもモトGP初優勝を獲得した。
★ドゥカティのジジ・ダッリーニャ氏(ゼネラルディレクター)がポッジャーリコーチの手腕を認め、2024年からファクトリー選手用コーチに抜擢した。
なお、引き続きグレジーニ選手のコーチも務める予定である。
★ポッジャーリコーチが、伊サイト『Gpone』の1/21日付インタビュー記事で次のように話した。
【今年はドゥカティファクトリーのコーチも務めることとなり…】
「上手くやれることを願ってます。ジジ・ダッリーニャや他の皆さんに抜擢してもらい、本当に感謝しています。
今年の僕の任務は可能な限り改善していくこと、目標は最大限の結果を…つまり、優勝することです。」
【貴方が現役だった頃と比べ、今はかなり変わってきている?】
「極端な違いはないです…テクノロジーのおかげで、マシンやライディングスタイルが進化したぐらいですね。
その結果、現在は上位リザルトを取ろうと思ったら、時代に遅れないように取り組んでいく必要があります。」
【バニャイア/バスティアニーニ/マルケス兄弟など、ハイレベルな選手らのコーチ役は大変そうで…】
「努力を惜しまない破格の選手陣ですからね…おかげでチームやチーフメカニックらも上手くコラボして作業するよう、そして、レースウィークエンドでは毎回可能な限り最大限の結果を出していけるような形で作業することになるでしょう。
これまでの結果ではペッコ(バニャイア)とマルク(マルケス)が上だが、今後はどうなるか…皆で上手く構築していかないとね。『絶対こうなる!』なんて気持ちでいてはいけないでしょ。
鍵は集中し続けること…1年は長いのだし、これは掛け金の高い勝負なんですから。」
【マルク・マルケス選手とバニャイア選手の違いは?】
「ペッコは生まれながらの『ハードブレーキングの名手』だし、マルクはどんな状況にも上手く対応できるタイプですね…ヴァレンシアテストの時点で、いかにマシンの特性を上手く使いこなすかを掴み始めていました。
僕としては、好パフォーマンスでコンスタントに走れるような指示を出すつもりですが、ただ、あくまでも個性を伸ばすよう…それぞれの強みを活かすようにしてね。」
【2024年、ドゥカティにはチャンピオン候補が複数いるが…】
「最高パッケージですよね。技術レベルも選手レベルも、ベストな状態でシーズンを始めるわけですから。
ただ、ライバルメーカーには優遇措置(コンセッション)が適用されるのだから、どんどん伸びてくるだろうし…長く過酷な道のりになるでしょう。
僕らとしては、可能な限り頑張っていきますよ。細かい部分が違いを生み出していくんですから。」
【マルク選手のドゥカティ機での走りはどうだった?】
「すぐに走りやすそうにしている様子でした…特にコーナー進入ですね。
もちろん、レースウィークエンドの時のような全力疾走はしてなかったですけどね。今後、どう言う風に取り組み、進めていくのか楽しみですよ。
とは言え、新マテリアルを試さなければならないファクトリー両選手とは異なり、今はまず、マシンに慣れる段階ですからね。」
【マルク選手を過去のビッグライダーと比較すると…?】
「各選手、それぞれ個性的ですからね。マルクは他のビッグライダー同様、二輪レース史に名前を刻んできたけれど…とにかく、皆、独特だから…比較はできないでしょ。
僕としては、このプロジェクトに加わることができて本当に嬉しいし、テストやチャンピオンシップで自分達がどこまでやれるか興味津々です。」
【ちなみに、ヴァレンシアテストでドゥカティ機に初乗りしたマルク選手が笑顔になったと言われているが…】
「チャンピオンマシンに乗って、満足するなんて当然のことでしょ…それまでは、それなりのリザルトも出せないような状況にいたんですから。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
バニャイアとマルティンの違いは何か?…って話は、note『ヴァレンシアGPまとめ』でどうぞ!
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ポジャりんずいぶん渋くなったなぁ。250の頃はあんなに可愛らしかったのにw