『ヤマハの本気:新データアナリスト雇用』
★数年前よりヤマハはモトGP機の開発に向け、技術スタッフの刷新に力を入れ、欧州出身のエンジニアを多数雇用している。
★今年1月、Twitterアカウント『FDataAnalysis』を運営しているミルコ・バルトロッツィ氏(※フィレンツェ出身)を、パフォーマンスエンジニアとして雇用した。
★バルトロッツィ氏はフリーランスのテスト&リサーチエンジニアで、プロトタイプ車両や製造に関して長年経験を積んできた。
また、モータースポーツ専門のアナリストとしても有名で、F1やモトGP関連のデータ分析を日々発信している。
現在、Twitterの登録者数は17万4000人で、本人がヤマハから雇用されたことをツイートで公表した。
なお、同氏はF1関連の発信も継続する意向である。
《ヤマハ・モトGPチームが新たに雇用したパフォーマンスエンジニアは…僕です!
テレメータのデータに基づいてコンフィグレーションを最適化しつつ、トラック現場での活動を実施し、ファビオやアレックスをサポートして、シミュレーションツールを開発する等…
マシンのポテンシャルを最大限に活用できるよう頑張ります。》
The Yamaha MotoGP Team has a new Performance Engineer: me! 🤩
I will work to extract the full potential of the bike, optimising the setup based on telemetry data, executing on-track activities, coaching Fabio and Alex, developing simulation tools… and more!🏍️
I'm thrilled🔥 pic.twitter.com/1RwhlrpBT8
— Formula Data Analysis (@FDataAnalysis) January 18, 2024
★ヤマハは2022年にエンジン開発に向け、F1業界からルーカ・マルモリーニ氏をコンサルティングとして招聘した。マルモリーニ氏は以前、アプリリアのモトGP部門とコラボした経験がある。
★2023年シーズン末には、ドゥカティからエンジニアを2名引き抜いた。
ドゥカティのエアロダイナミクス部門の副責任者だったマルコ・ニコトラ氏は、今後、ヤマハの同部門を担っていく。
これまでドゥカティ一筋で、車両パフォーマンス部門の責任者だったマッシモ・バルトリーニ氏は、テクニカルディレクターに就任した。
(参照サイト:『Corse di moto』)
引っこ抜いた欧州人の人達は日本在住ではなく基本テレワークで偶に日本滞在なパターンなのだろうか?
ホンダはまだ自力で頑張ってるけど
ヤマハはエンジン、空力、データ解析すべてのメインエンジニアは外様頼みになったか…