『バスティアニーニ:優勝するには、まだ何かちょっと足りない』
★4月12〜14日、アメリカズGPが行われた。
★14日(日)、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティファクトリー)が決勝で3位を獲得し、総合2位となった。
★久しぶりに2022年シーズンのような走りっぷりで、レース後半で大きく追い上げ、ラスト2周と言うところでホルヘ・マルティンを抜いた。
★バスティアニーニ選手がレース後会見で、次のように話した。
【今回の決勝については?】
「昨日のスプリントの出来から、今日、表彰台に上がれる自信があまりなかったですが、良いレースができましたね。
僕にとって…僕らにとってはサプライズと言うか…それ以上の出来になりました。
スタートはけっこう上手くいったけど、その後、いくつかミスって…そのせいで優勝争いから外れてしまいました。
でも、満足できる出来でしたよ。」
【優勝/2位選手はリアにミディアムタイヤを選んでいたが、貴方はソフトにし…】
「僕のチョイスは正しかったと思ってます。正直に言えば、序盤ではもっと何かできた可能性もあったんです…もっと上手くディフェンスするとかね。
その後は完走できるよう、タイヤを温存してました…今回はタレてるって分かってたんで。
終盤は速い走りができましたよ。」
【マルティン選手へのオーバーテイクは大きな意味を持ってる?それとも、普通のオーバーテイクだった?】
「面白かったんですよねぇ…まぁ、普通のオーバーテイク同様、大きな意味がありますね。」
【決勝では強い走りができているが…】
「今のところ、スプリントが僕の限界になってますよね…でも、昨日は何かが上手く機能してくれなくって。
まだ原因は解明できてないんですが、あんなにフィーリングが酷いのは初めてなんで…。
昨日のスプリントは、もっと好結果を出せたはずなんですけどねぇ…でも、3日間のうち何を改善するかと言えば、うちの場合はスプリントですね。」
★バスティアニーニ選手がイタリア衛星放送『SKY』のインタビューで、次のように話した。
【今回の決勝については?】
「レース前半から上手くやろうと思ってスタートしたんですが、抜かれてしまって。
フロントタイヤで苦戦していたけど、後半で盛り返せたんですよ…僕は後半の方が好きなんですよね。後半の方が、上手く実力を発揮できるんです。」
【今週末については?】
「優勝するには、まだ何かちょっと足りないけど…でも満足してます。
オースティン戦は1年で一番最悪レースですからね…とにかく、力勝負のトラックなんで。
僕は消耗しきってたし、ペドロ(アコスタ)は具合が悪くなってたし。まぁ、明らかにマーヴェリック(ヴィニャーレス)の方が、僕らよりもプラスアルファの力を持ってましたね。」
★表彰式前の『レースハイライト鑑賞コーナー』では、途中、アコスタ選手がえづきだして画面から消えてしまった(※部屋の隅で吐いていた模様)。
驚いて声を上げるヴィニャーレス選手に、バスティアニーニ選手が「オースティンなんだから仕方がないよ」と言い、アコスタ選手を暖かく見守っていた。
(参照サイト:『Moto.it』)