MotoGP

マルク・マルケス『今日のレースを敗北とは思っていない』

『マルケス:今日のレースを敗北とは思っていない』

★4月26〜28日、スペインGPが行われた。

★28日(日)、マルク・マルケス(ドゥカティグレジーニ)が決勝でグリッド首位からスタートし、2位となった。

★ドゥカティ機での初の決勝表彰台である。

★マルケス選手のコメント。

【2020年に、まさにここヘレスで右腕を骨折し、人生が激変したが…】
「ここから悪夢が始まったんですよねぇ…これで負のスパイラルから抜け出せると良いんですが。
まだ抜け出せてませんからね…いまだ重くのしかかっていて。でも、精神的には自信が増す度に、今回の終盤ラップみたいなチャレンジができるようになるものでしょ。
オースティンでも言ったけど…問題が出ても、楽しいんですよ。
今回は3日間ずっと楽しめました。満足してれば、物事は上手くいくもので…もっと良くなったりもするでしょ。
今後、大変なサーキットも巡ってくるだろうし、苦戦してしまう所もあれば、もっと上手くできる所もあるだろうけど…とにかく、プッシュしていかないとね。」

【これまでのキャリアの中でも、素晴らしい敗北の1つになった?】
「敗北とは思ってないんで…今日の僕は勝利のみでした。自分のプロジェクトにおいて勝利し、頭の中で考えてきたプロセスにおいて勝利し、そのプロセスで僕はどんどん伸びていってるんです。
昨日も、そう言ったじゃないですか…今日、どんな結果になるかも分からない中でね。
ここまでの4戦で、まともに完走したのは2回…ポルティマオでは転倒し、オースティンの方は僕のせいではなかったけど。今回は小さく一歩前進できました。
今後は、自信を持って、この一歩を維持していかねばね。」

【貴方の中にあるプロジェクトとは…】
「僕の頭の中にあるんです。厳しい4年間を経て、時には身体のケガよりも精神的な方がキツいこともあり…。
骨折はかなり重症だったけど、それが精神的な傷を引き起こし…乗り越えねばならない傷になっていたんです。
何があっても、胸を張って立ち向かわなければならないことがあるでしょ…僕は上手くやれてますけどね。」

【今回のレースについては?】
「クールダウンラップは、ファンの皆さんの前で特別なものになりました。
完璧なレースではなかったけど…僕も人間なんで、序盤5周はミスが命取りになってしまって。
昨日は緊張し、4つ順位を落としてしまい…ペースを維持できなくなり、コンスタントなリズムを刻めませんでした。
全体的な出来は満足してるし、ドゥカティのNo.1ライダー相手に最終ラップまで戦えたことも満足してます。」

【貴方はドゥカティ機2023年版で、バニャイア選手は2024年版だが…】
「関係ないですね…ずっと、今回のラスト5ラップのような走りができなかったんですよ。昨日、転倒してなければ、また違う流れになっていたかもしれません。
僕も人間なんで、やっぱり緊張してたんですよ…モト2クラスでは転倒が続出してたし。
ベッツェッキを抜いた後、ペッコに喰い付いていけそうなリズムを出せてたんで…その後は、抜けそうなところまで行ってたし。」

【バニャイア選手とのオーバーテイク合戦については?】
「今回は、(抜き返された時、ペッコの)姿がちゃんと目に入りました…イン側から強い走りでやって来て、けっこう強い接触でしたよね。
それで、僕はマシンを起こすことにしたんです…そうしてなかったら、今頃、『(転倒したのは)僕のせいじゃないのに20ポイント逃してしまった…』なんて言ってましたよ。
だから、とっさにマシンを起こしたんです…(ライダースーツに)タイヤ跡が付いてるでしょ。まぁ、誰にだって、こう言うことはありますよね。」

【現在、総合6位で、首位とは32ポイント差…】
「驚きですよ…シーズン序盤は最悪だったのに、今はたったの32ポイント差だなんてね。
つまり、うちは限界ギリギリのプッシュをしているから、今後もまた0ポイントレースが何度もあるだろうってことでしょ。
焦らず頑張りますよ…苦戦してしまう時はなんとか持ち堪え、有利な時はフル活用していきます。
とにかく、ドゥカティのNo.1ライダー相手に、同じ武器で一騎打ちができたことを誇りに思います。」

(参照サイト:『Moto.it』)

POSTED COMMENT

  1. ギリギリ爺 より:

    今回のレースでは彼が主役でした。
    彼がいなかったら後半戦はつまらないレースだったと思う。

    彼がドカに乗り換えて面白くなった。

  2. まんちゃん より:

    なんとなくですが、マルクの走りに老いをかんじた。前の転倒からですが。

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