リンス『新ヤマハ機はすごいけど……もっと期待してたんだよねぇ』

『リンス：新ヤマハ機はすごいけど…もっと期待してたんだよねぇ』

★アレックス・リンス（ヤマハファクトリー）は予選25位、スプリント15位、決勝13位だった。

★4月29日（月）、ヘレス公式テストで、リンス選手は14位（+0.619）だった。
チームメイトのファビオ・クアルタラローは18位（+1.033）だった。

★同テストで、ヤマハは一歩前進した模様。
今回は大量の新マテリアル（フレーム、スイングアーム、電制システム、カウル等）が投入されていた。
新フレームは、次のフランスGPで使用される予定である。

★ヘレステスト後のリンス選手のコメント。

【今回のヘレステストについては？】
「新しい重要マテリアルをかなり試したんですが、全部をきちんと理解するには時間が必要でしょうね。
良い感触のものもいくつかあって…新カウルでは、かなり走り込んで何度も比較検証しました。
とは言え、マシンの外観が変わってたんで…まぁ、もうちょっと期待してたかもしれませんねぇ。もっとパフォーマンスが上がってるとかね。」

【なにがイマイチだったの？】
「マシン自体は素晴らしいんですよ…風洞テストの数値もけっこう違ってたし。だから、トラック現場でももっと期待してたんです。
確かに感触は良くなってるんです…以前より乗りやすいし。でも、（タイム面での）進歩は0.1秒だけで…まぁ、0.15秒はあったのかな。」

【もっと詳しく話してくれる？】
「ポジティブな点はいくつかあったんですよ…例えば、電制システムとかね。おかげで前進できたんで。
ただ、ライバル機に比べると、今日なんかマシンを最大まで倒した時に苦戦してしまったんですよ。
高速コーナーでは、（ライバル機の方が）うちより遥か先を行ってるってようなんですよね。
新フレームでも、けっこう走り込んでみたけど…一応、『コーナーでもっと速く走れるようにする』ってコンセプトだったのに、期待してたような違いを感じなかったんですよねぇ。」

（参照サイト：『Mowmag.com』）
（Photo：Instagram）