『中上貴晶:いつからホンダは進路を誤ってしまったの?』
★8月29日(木)、ホンダLCRがソムキャット・チャントラ(25才、タイ出身、モト2参戦中)と、1年契約を交わしたことを公表した。
前任のタカアキ・ナカガミ(32才)は、2025年よりホンダHRCの開発ライダーとなる。
★ナカガミ選手が次のように話した。
[ 前半はこちら ]
【ホンダが劣勢になり始めた時期を特定できる?】
「2022年にはペースが落ちてきてました…マシンのコンセプトが完全に変わってしまったんで。乗ってみて、すぐに『これは、もうホンダ機とは言えない』って思いましたから。
リアのグリップを上げようと手を入れてたんですが…ただ、以前はブレーキングでの安定性がホンダ機の強みの1つだったんですよね。
こうしてマシンのフィロソフィーが変えられ…バランスが狂ってしまったんです。マシンのバランスが上手く取れなくなってしまったんですよ。
その後、エアロダイナミクスが登場し…あれは複雑なものですからね。多分、そうして進路を見失っていったんだと思います。
2022年は、少なくとも予選では速かったんです…新タイヤならば、速い走りができてたんですが。とにかく、それ以降、一貫性が失われてしまったんです。」
【来年からアレイシ・エスパルガロも、ホンダのテストライダーに就くが…それぞれの役割は違うの?】
「アレイシとは、どんなコラボ関係になるのか…まだ分からないんですよね。
今週末、詳しいことを訊くつもりなんですが…こっちの作業もいつから始めることになるのか、まだ正確に分からないもんですから。
まぁ、この冬は、きちんとした休暇は取れないでしょう…年末に日本でテストをしなければならないんで。
ヴァレンシアテストから始動するのか…でも、僕のマシンがあるかどうかも分からないし。とにかく、チャントラが始動する時はサポートすることになります。」
【いずれにせよ、日本で腰を落ち着けられるようになるから…それは嬉しい?】
「そうですね…ずっと日本の生活が恋しかったんで。正規選手だと遠征が多いし、空港内で過ごす時間がかなりありますから。『もう充分だなぁ…』って、よく思ってたんですよ。
もしかしたら、レース観戦のためにヨーロッパに頻繁に来ることになるかもしれないんですけどね…ファクトリー選手のコメントを聞いて、テストでの作業を探ることが重要になると思うんで。
日本に住むことにはなるけど、けっこうヨーロッパで過ごす時間は長いと思いますよ。」
[ 完 ]
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
現役続行の選択より開発ライダーのオファーに飛び付いた、って感じやね
もしかしたら数年前から辞めたかったのかもね
まぁ10代の頃から欧州を転戦してるから
GPで1勝でもしてればまた違ってたんだろうけど
残り数戦、せめてHONDAの最上位で終わらせて欲しい
GPで1勝かぁ…PP取った時がキャリア最大のチャンスだったけど
身の振り方も決まったことだし、フレッシュな気持ちで残りのレース頑張って欲しい
今のモトGPを知る中上とアレイシで必ずホンダを変えてくれると信じたいですね。
開発/テストライダーは揃いました
後は開発陣の頑張りに期待しましょう
良い仕事が巡ってきましたね。今までは国内で開発して海外勢に渡すだけの流れでしたからね。
現場で役に立つか立たないかは解るまでラグはありますしね。経験値的にも年齢的にも中上くんに合ってると思います。
そだね~思えば22年マシンからオカシクなったね。
そこ忘れてたな。
要は#93以外勝てないマシン、#93が大怪我でだめになってから迷走、エアロ後発、開発側も迷走。ダニが引退しホンダから離れたことの影響もあるだろう。
元々、ライダーフレンドリーなマシンを作る経験がない。一人の天才的、狂気的なライダーに頼り続けた結果から抜け出せない。
現レギュレーション下では、大きな変化はないだろう。
個人的にはオーストリア幻の表彰台に終わった中上には、ドサクサでもいいから表彰台に上がってほしかった。残念。
怪我なくシーズンを終え、シーズン終了後、十分に休養して。
そのコメはココで散々見聞きしたけどかれこれ3年近くマシン特製改善の兆しが全く無い状態で現地スタッフと本社開発陣との橋渡しなんて大仕事をこなせるか疑問よ
中上選手がポールを取ったのは前年マルケスがチャンピオンを取ったマシンだけど、中上選手はどんなマシンが好きなんでしょうね~?
日本人の中で他社バイクとの差をそれこそ間近で見てる人
うまくまとめ上げられればキャリアアップになるのは間違いない
頑張ってほしい
よく開発ライダーとテストライダーと紛うて表現されるけどホンダの場合分けてないだろうね どっちでもきちんと機能すればいいんだけど
いつからHRCは進路を誤ってしまったのか?→個人的には代表の中本修平氏が退職した辺りが迷路の入り口だったのかもと思っている。(2017年)
自分もそう思います。中本氏は個人契約で残して欲しい人材でしたよね。キャラクターとかコネとかカリスマ感とか、これぞ天下のHRC感がもある方でした。