
『エスパルガロ:新エンジンがイマイチだった…』
★4月25〜27日、スペインGPが行われ、モトGPクラスにワイルドカード参戦したアレイシ・エスパルガロ(ホンダテストライダー)が予選19位、スプリント18位、決勝17位だった。
★4月25日、金曜セッション終了後、エスパルガロテストライダーが次のように話した。
【久しぶりのフリーセッションはどうだった?】
「良い感じでしたよ…まぁ、終盤はちょっと緊張して、圧倒されたと言うか…ストレスはありましたね。参戦モードにするには、もうちょっと時間がかかるみたいで…リズムがイマイチなんですよ。
多分、午後セッションはちょっと期待しちゃってたんでしょうね…新エンジンにもうちょっとね。期待通りの出来ではなかったんで。あと、振動もけっこう酷かったんですよ。
まぁ、前進を目指して消化すべき新マテリアルは、大量に用意されてますけどね。」
【正規選手とテストライダーの違いは?】
「テストライダーをやるのは初めてですからねぇ…トラックに出ると、いまだに勝つことを目指してしまうんですよ。ピットストップでは、『首位選手は誰なんだ!?』って確認したりしてね。
反射的にやってしまうんで、少しづつ変えていかないと。表彰台を目指して参戦してるわけじゃないんだから…とは言え、ホンダライダーたる者、常に野心的でなくっちゃね。」
【新エンジンはイマイチだったの…?】
「先週のヴァレンシアテストでは、チャタリングは出なかったんですよ…でも、それは首位タイムより2秒も遅く走ってたからであってね。
こうしてレースウィークに走れば、なんでも限界ギリギリまでやろうとするじゃないですか。
今日は午前と午後で、構成の違う新エンジンを試したんですが、もうちょっと期待してたんですけどねぇ…僕としてもホンダとしても、期待通りの結果は出ませんでした。」
【具体的に、どんな感じなの?】
「コーナーでかなり失速してしまうんですよ…第4/7/8コーナーでの失速が酷いのが残念でねぇ。でも、マシンは良く曲がってます。
電制的には安定性があるし、エンジン自体は上手く機能してるんで改善していかなければ…でも、マシンのベースは良いですね。
土曜セッションに向け、けっこうラジカルな案があるんですが、ファクトリーチームはまだ試したことがないんで…なにか解決策を探り出さないと。
とにかく、表彰台争いをしようと思ったら、この振動は何としてでも抑えないとね。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
チャタリングが一番の敵か。難題だな。
>首位タイムより2秒も遅く走ってたから
こういう事なんでしょうね
練習で走る「そこそこ」では出ない問題がわかるライダー
Apriliaとの比較やまわりを引っ張っていこうとする気概や自覚を感じるし、悪いけど、どことなく人ごとっぽかったブラドルとの違いかも
テストライダーの役割とは?って論争もあったけど、アレイシの今後の仕事振りに注目やね
アレイシが入ると雰囲気がよくなるのかな。
アレイシは感情豊かでなんだかほっとけませんね。
よいムードでチームを押し上げていってほしいです。
ホンダはフォークのアウターチューブにつけてるミニウイングをまだ使ってますね。
最初に始めたドカティは去年から採用していなかったと思うんだけど。
ドカティが付けてるアウターチューブの整流板みたいなものはつけてないね。
先の記事でカウル内部の空気の流れを云々のコメントがあったけど
こういうパーツもその一つなのかなぁ。
空力が始まったころの19年あたりから
フロントタイヤからカウルを遠ざけていったのに
(それまではカウルがフロントタイヤをちょっと包み込むような感じだった)
Fタイヤが作る乱れた空気から逃げるためなのかなぁと思っていた。
専門家の解説などは読んだことないけど。
まだまだエアロダイナミクスは発展途上なんですね。
今年はテレビで見てておっっと思うようなパーツはないように思いますが
27年機でどんなマシンがお披露目されるのか今から楽しみです。