
『バルトリーニ:2026年は並列4気筒とV4エンジン両方を実戦投入するの?』
★4月27日(日)、スペインGPのモトGP決勝での、ヤマハ選手のリザルトは以下のとおり。
2位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)
13位アレックス・リンス(ヤマハファクトリー)
17位アウグスト・フェルナンデス(ヤマハプラマック、オリヴェイラ代役。)
※ジャック・ミラーはリタイア(ヤマハプラマック)
★4月15日、ヴァレンシア・プライベートテストではヤマハ現行機に2種類のV4エンジン(850ccと1000cc)を搭載し、テストライダーのカル・クラッチロー&アウグスト・フェルナンデスが試乗していた。
★スペインGP中、ヤマハのマッシモ・バルトリーニ(テクニカルディレクター)が、伊サイト『Gponeのインタビューで次のように話した。
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【もし2026年に新エンジン機を実戦投入できても、2027年にはレギュレーションが改定されるから無駄なのでは…?】
「たとえ2026年に間に合わなかったとしても…とにかく、うちにはこの手のエンジン搭載をしたマシン知識がないんですから…2027年に100%新プロジェクトで始めるなんて不可能でしょ。
しかも、2027年にはタイヤも(ピレッリに)替わるのだから…経験値ゼロじゃないですか。つまり、2027年に向けての、予備的なプロジェクトと言うことになるでしょうね。」
【ただの予備プロジェクトになってしまったら惜しいのでは…例えば、V4エンジン市販機を作るとかは…?】
「個人的には、そうできれば嬉しいですよ。そこから派生して何か作れたらねぇ…まぁ、何も聞いてませんけどね。」
【ヤマハ内の日本陣営とイタリア陣営は、現在、どのように連携しているの?】
「コミュニケーションを改善させつつ、双方の体制を連携させ…イタリア陣営を強化するようにしています。
日本陣営から大勢がイタリアへ来るのですが、私の方でも日本へ頻繁に赴いています。
車両の大部分は日本で作られますが、ヨーロッパで作られている部分もあり、また、ヨーロッパで試作品を作って日本で工場生産させている部分もあります。
以前からヤマハはワールドワイドな企業ですからね…各地にオフィスも構えているし…そうしたフィロソフィをレース分野にも広げていこうと言うことですよ。」
【2026年、ヤマハは並列4気筒とV4エンジン両方を実戦投入する可能性もあるの?】
「どうでしょうねぇ…私としては、道は一つだけの方が良いと思ってますが。2タイプのマシンを参戦させるなんて、あまりにも複雑すぎますからね。
ただ、強くなるためならば、なんでもするつもりですけどね。」
[ 完 ]
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
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