
『エスパルガロ:あれで高速走行するザルコやミルは驚異的だ』
★4月25〜27日、スペインGPが行われ、モトGPクラスにワイルドカード参戦したアレイシ・エスパルガロ(ホンダテストライダー)が予選19位、スプリント18位、決勝17位だった。
★スペインGPでのジョアン・ミール(ホンダファクトリー)は予選9位、スプリント9位、決勝はリタイアした。
★4月26日、スプリント終了後、エスパルガロテストライダーが次のように話した。
【ホンダ機での初陣で、スプリント18位だったが…】
「もう少し高い戦闘力で走れるかと思ってたんですが…予選2へ上がれそうだったものの、トラブルによりマシンが1台しか使えなくなってしまって。
スプリントでは…ここはオーバーテイクが難しいトラックなんですが、ヤマハ機に前を塞がれてしまったんですよ。
とにかく、(ホンダ機の)最大の問題点は振動ですね。そのせいだけで1周どれほどタイムロスしてしまうか…信じられないぐらいですよ。
今日のジョアン(ミール)は目立ちはしなかったけど、良いレースをしてたんです。とにかく、この問題の解決策を探り出せたなら、ホンダはまた表彰台争いができるようになるでしょう。」
【振動の原因は…?】
「どうもソフトタイヤの場合、気温が上がると問題が悪化してしまうようで…特にコーナー立ち上がりなんですが、(振動のせいで)走行ラインを変えるしかないんですよ。操縦するには最適とは言えないんですよね。午前の予選でジョアンは36秒前半を出してたんですが、午後は気温が変わってしまったから…。
昨日、ビデオ検証をかなりやってみたんですが、どうやらコーナー進入の際にテールカウルが振動し始めるようで…マシン自体が振動していて、多分、エンジンからだと思います。
他の要因が重なると、さらに大きくなってしまうんですよねぇ。ザルコやミールなんか驚異的ですよ…この振動で、あんなに速く走ってるんだから。」
★4月26日、スプリント終了後、ジョアン・ミールが次のように話した。
【スプリント9位で…】
「問題を抱えてることを思えば、悪い順位ではないですね。ヴィニャーレスやディ・ジャンナントニオ、ベッツェッキと一緒に走ってたんですが、走りやすかったですよ。
何周かは競り合ってられたけど、振動のせいで難しくなってしまって…レース中、かなりの振動で、操縦でカバーするのも大変になってました。
上手く曲ることができないと、コーナリングに時間がかかってしまい…フロントタイヤをさらに駆使しなければならなくなるんですよ。そうなると、終盤3〜4周はタイヤが逝ってしまって…先行機への攻撃は無理なんです。とは言え、だんだん前に出ていけるようになってきましたけどね。」
【今回はエスパルガロテストライダーも参戦していたが…】
「彼の意見は僕と一致してるんですよ…情報収集や問題点の確認って意味では、良いレースウィークになるんじゃないんですか。」
【エスパルガロテストライダーは特殊な作業をしているの?】
「いえ、そう言うことはないんですが…でも、今でも高速走行ができるから、正規選手レベルのフィードバックが得られるんですよ。
それで彼が新マテリアルの試用をしてくれるんで、僕らはパフォーマンスの方に集中できるって言うのもメリットなんですよね。
こう言う風に作業を進めていけば、早々に好リザルトを出せるでしょう。」
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
アレイシはザルコは無視してるとか、HRCはザルコを面白く思っていないって言ってた人はこれ見て何も言わないの?
ホンダ機はエンジンの性能をフレームがスポイルしてる気がする。
相変わらずフレームが固すぎるんじゃまいか?
まぁ、そのせいでブレーキング時には安定してるみたいだけど、加速時にはフレームが振動を吸収せずにそのままタイヤに伝わってるじゃないかと・・・
>無無し
やっとアレイシからミルと合わせてザルコの名を出してくれて素直に嬉しい。
が、しかしホンダの開発体制はワークス有りきは何も変わらない!
私はリザルト至上主義で開発もKTMやヤマハの様な変革を望みます。
頑張って結果を残している藍選手はベズも認めてApliriaも評価している。
まぁザルコも認められているとは思いたいが、契約上なのかザルコはかつてのリンス同様(この待遇面でリンスはヤマハのワークスへ)の扱いに変化は無い。
>フルバンクさん
無視してたというのは貴方想像であって事実で無かったのではないでしょうか?という確認がしたかっただけです。
事実と感想、意見をごっちゃにする人が多いので。
それと、ホンダに変化は無いですか?昨年よりホンダのリザルト良くなってませんか?
ザルコは本当に良いライダーですが、今の開発はアレイシ選手、中上選手がテストライダーで、HRC主導で良い方向に向かってますよね?
リンスはヤマハでどうなってますか?
ザルコには来年ワークス入りを目指して欲しいです。
>無無し
リンスの苦戦には心が痛みますね、乗り方的にはホンダやKTMが向いていると思うのでホンダに出てヤマハが結果的にリザルトには反映されないですね。
ホンダはアレイシと貴テスターの増員にアルベジアーノをもう一人のテクニカルチーフデザイナーにして体制の変化をしたし、ザルコの八耐後からのホンダの順位は一歩確実に前進していますね。
私はザルコがあれだけ頑張っていても、ホンダの噂はアコちゃん獲得だ、いやトプラク獲得だと言いたい気持ちは分かるがザルコを無下にしていないか!?確かに現最年長者選手でももっとホンダからや選手から認める声が観る側に届いても良いのではと思います。来期LCRであってもザルコにホンダスタッフがピットイン後コメントを聞きに集まっている姿を画面から私は観たいです。その時本当に変わったんだなぁ~って私達にも伝わります。
もうコレ以上はやり取り止めません!?
別にそんな違いや揉めている訳でも無いのでね。
ミール(アレイシは)今でも高速走行ができるから、正規選手レベルのフィードバックが得られるんですよ。
アレイシも言ってるけど、レースウイークに正ライダーと競えるレベルで走ってこそ、正確に把握できる問題があるということ。去年までは出来なかったんだろうなあ。
興味深いインタビューですね・・・
エンジン振動がリアカウル付近で共鳴?増幅されてるような感触なのかな?マスダンパーでどうにか出来る代物でもないのかな。どうやって解決するんだろう・・・滅茶苦茶面白いぞ。
RCVの問題点がチャタリングと明確であるなら、振動抑制へのソリューションはマスダンパー以外に
は出てきません。ドゥカデスモのリアのブラックボックス内には結構な大型マスダンパーが
忍ばせてあると推察してますが、それがドゥカの可也のアドバンテージを得てるのだと思ってます。
各メーカーも苦慮してる筈であろうエアロバウンド、若しくはメカニカルバウンジングの
ソリューションは、各社独自開発のマスダンパーを如何に洗練させるかしかないのかなと。確かこの数戦、
ドゥカは、MM車に小型マスダンパーをスイングアームに搭載させてました。HRCがどこまでチャタリングを
抑えられるか、トラクションリミテッドなルマンでのHRCテストライダーの腕の見せ所。
チャタリングは車体全体のバランスで発生するものなので特効薬的な対策はないでしょう恐らく。
ドゥカティでも一昨年辺りはペッコが指摘していました(彼は特別繊細なのかも知れませんが)
最新のエアロダイナミクスも加わって更に難しくなってるとは思いますが、最適解を見つけて欲しいですね、アレイシ、タカ、ザルコ、ミル、ルカ、チャントラのワンチームで!
共振点を外すぐらいわけないだろうし、コンプライアンスなんて知るか!ってぐらいエンジンが振動してるってことかな
うーん…
エンジン→シャシ→カウルじゃなくて実はエンジン→マフラー→シャシ→カウルとかだったりして…
流石に加速度センサくっつけて走行ぐらいしてるんでしょ?