MotoGP

ブラドル『今年のホンダ機のためにはエネルギーを使っていない』2022ブリティッシュGP

『ブラドル:今年のホンダ機のためにはエネルギーを使っていない』

★8月6日(土)、ブリティッシュGPの予選で、ホンダ勢のリザルトは以下のとおり。

17位アレックス・マルケス(ホンダLCR)
18位ステファン・ブラドル(ホンダファクトリー、テストライダー)※マルク・マルケス代役
19位ポル・エスパルガロ(ホンダファクトリー)
21位タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)

※予選2へ進出したホンダ選手は皆無であり、ペース面でも全員苦戦している。

★8月6日(土)、ブラドルテストライダーが次のように話した。

【テストライダー業とレース参戦の掛け持ちで大変なのでは?】
「本当に大変なんですよ…現在のモトGPは、信じられないぐらいレベルが高いもんですから。各選手が拮抗しまくってるじゃないですか。
まぁ、今回で2〜3戦目なんでスピードは出てきましたけどねぇ…でも、テストライダーとレース参戦の掛け持ちって言うのは…特にスポット参戦だとねぇ…この2年間、どんどん難しくなっていってるんで。
かなり気を配りつつ、分析なりコメントなりを吟味していかなければならないんですよ。モトGPクラスのスピードについて行きながら、上手くこなしていくなんて…かなりハイレベルな挑戦ですよね。」

【レースパフォーマンスとマシン開発なら、現時点はどちらに集中しているの?】
「現在のマシンに対しては、精神的なエネルギーを注ぎ込んでないですね。現在のマシンで速く走るには、明らかに問題があるわけだから。
今は2023年版マシンに集中すべき時でしょ。今後のレースは重要ではないし…来年、戦闘力を上げられるように解決策を探ることが重要なんですから。
マルク(マルケス)が復帰したら、2023年プロジェクトに加わるわけだし…マルクにはスピードと経験がありますからね。復帰したらすぐに次のマシンを開発していけるよう、皆で強い走りができるよう頑張りますよ。」

【復帰すると言うのは、とりあえずピットボックスに入って、指示を出すと言うこと?】
「いやいや、またマシンに乗れるようになると言うことです。」

【マルケス選手が実際にマシンに乗っていなくても、意見交換するのは重要だと思う?】
「もちろん、重要ですよ。実際、そうしてますしね。マルクはプロジェクトにしっかり参加してますよ。最近は連絡を取り合うのも簡単だし。
そりゃあ、実際に乗ってくれた方が良いに決まってますけどね。」

【マシン開発を担当しているのは…例えば、パドックでコクブ氏(※国分信一)を見かけたけど…】
「日本側の体制と言うのは、けっこう分かりにくいんですよねぇ…誰か他の人に訊いた方が良いでしょう(笑)。
現時点での僕の上司はアルベルト・プーチなんですが、まぁ、技術的なことに関してはタケオ・ヨコヤマ(※横山健男)と話してますね。」

【テストではフレーム等を試しているの?】
「そうですね…色々なフレームを試しています。」

【どうだった?】
「大きな違いはないように思いますね。今週末は使ってないんですよ…従来のものと似たようなものだったんで。」

【今後、大きな変更が加えられそう?】
「どうでしょうねぇ…僕の仕事は、コメントを出すことなんで。
現在、日本サイドでは懸命に作業を進めているんですが、今のところ、ミザノテストにどんなマシンが投入されるのかは分からないんですよ。どんな変更が加えられるのか興味津々なんですけどね。
あと、そのミザノテストに関して、僕はテストライダーと言う立場にはならないでしょう…ちょっとレースに出過ぎてるんで。そう言うこともあり、うちは開発が遅れてるんですよね。今は大変なんですよ。」

【現在進行しているプロジェクトに、長所はあるの?】
「もちろん、ありますよ。なかったら、家でのんびりしてる方がマシでしょ。楽な時期ではないけど、懸命に頑張っているのだし、諦めはしませんよ。
アプリリアなんか一目瞭然でしょ…苦労して苦労して、いまや最強なんだから。うちも今は大変だけど、なんと言ってもホンダなんですからね…乗り越えてみせますよ。」

(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram

弟マルケスのドゥカティ移籍は、兄マルケス移籍の伏線なのか?…って話は、note『2022 オランダGPまとめ』でどうぞ!

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POSTED COMMENT

  1. すぱおー より:

    頑張ってほしいね。何かギュントーリがお漏らししてましたが中上君が来年の契約にとりあえずテスト契約はしつつ小椋君の結果によってレギュラーライダーになるかどうかって感じみたいですね…けどギュントーリも雇ってほしいな。

  2. motoGP大好き より:

    本当に、この人がテストライダーでホンダは速く
    なるのだろうか?

    中上が来年テストライダーになるなら言葉の問題も無くダメな点をリアルに日本人に伝えられる
    だろうからブラドルは、お疲れ様でいいのでは?

    5年間もホンダのマシンでモトGPを戦って来た
    のだからブラドルよりはマシな開発が出来るの
    では?

  3. うに より:

    いまさらだけど、問題はホンダの体質だろうね。
    ブラドルは普通に良くやってるんでしょう。

    中上は前も書いたがフライデーライダー。
    金土日と調子を落として行くことが多い。
    つまりセッティングで上げていく能力がない。開発能力がない。

    今のホンダのテストライダーとしてはそつなくこなすだろうけど、
    中上がテストライダーとして走ることによる何か、はないだろう。

    やはりプーチとヨコヤマさんを誰かと変えて、根本から変えないと。

  4. maxtu より:

    いまの体たらくを思えば序盤のポイントが無ければ余裕で来季はコンセッション対象で開発が有利だったのにねぇ
    どうにかなんないっすか?ドルナさん

  5. Tictoc より:

    日本側のテスト、開発の進め方に問題がありプーチ・テストライダー云々ではない。現場側への責任転嫁する以前に日本メーカーである以上、本社側人事を改めるべきでは? 以前の中本さん、尾熊さん時代の様なカリスマトップも不在で対外交渉・開発等、内部が上手く行っておらず迷走しているように見えます。

  6. カラス より:

    たしかにブラドルはレースに出すぎているからテストライダーの要件は満たせないかもね。となれば乗れている長島君の出番です。

  7. タディの星に願いを より:

    客観的に見ても、昭和チックで死語みたいだけど交通整理なされてない印象 もう何年…
    今年の8耐のHRCは見事でした。勝利までの方程式は書けるわけですから。じゃぁ何が。いまだに外国に見栄貼ったり、無用なメンツを保とうとしているの? あ、すいません…。

  8. としあき より:

    国内でやった八耐とこのご時世にヨーロッパでやってるGP一緒にしても…(笑)

  9. ybr より:

    ホンダは2022年版の開発はほぼストップにして、2023年版の開発に全力を注いでる、と言ってるようですが、、スポンサー的にはそんなの無しなのでは??(^^;

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