『ペルナット:バスティアニーニが総合4位になっても、総合3位の報奨金を出すべき』
★10月23日(日)、マレーシアGP決勝でフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)とエネア・バスティアニーニ(ドゥカティグレジーニ)が競り合いとなり、前者が優勝し、後者が2位となった。
★同リザルトにより総合順位は以下のようになった。
首位バニャイア(258ポイント)、2位クアルタラロー(235ポイント)、3位アレイシ・エスパルガロ(212ポイント)、4位バスティアニーニ(211ポイント)、5位ミラー(189ポイント)
★今年5月のフランスGP辺りから、タイトル争いをしているバニャイア選手に対し、バスティアニーニ選手が好戦的すぎるのではないかとドゥカティ内で懸念する声があがっていたが、今回のマレーシア戦でのバスティアニーニ選手はリスクの大きなオーバーテイクは回避していた。
★2016年アルゼンチン戦で2位を走行中のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(当時ドゥカティファクトリー)に対し、チームメイトのアンドレア・イアンノーネが一か八かのオーバーテイクをしかけ、両選手とも転倒したことがあり、現在、ドゥカティでは同じようなことが起こらないよう、ドゥカティ選手らに注意をうながしている。
★バスティアニーニ選手のマネージャーであるカルロ・ペルナット氏(※かつて、イアンノーネ選手を担当)が、次のように話した。
「エネアは総合3位を狙ってるんですよ。今回にしても2週間後のヴァレンシア戦にしても、目標は常にそこなんでね。
ドゥカティ側がエネアに対し、なにかしら期待していると言うのなら…総合3位を獲得した際には、私なりエネアなりに報奨金を保証してくれないことにはねぇ。
当然のことながら、エネアはヴァレンシア最終戦で優勝を狙っていくわけだし…そうなれば、ファビオ(クアルタラロー)のタイトル防衛を阻止できるってわけでしょ。」
【今回のマレーシア戦でバスティアニーニ選手は最終ラップでのオーバーテイクを画策しつつ、結局、バニャイア選手を抜かなかったが…】
「大惨事になりかねなかったわけですからねぇ…まぁ、私には何とも言えないが。とにかく、そうしたリスクを負わなかったってことでしょ。
だからこそ、ドゥカティには総合3位の報奨金を要求したいと思ってるんですよ…たとえ総合4位だったとしてもね。なにしろ、総合3位と4位じゃ、報奨金の額は雲泥の差なんだから。」
【もし総合3位になったら、かなりの収入になるのでは…】
「スポンサーからも入って来ますからね…『Alpinestars』や『Red Bull』、『KYT』、あと少額出資者らもいるから。
総合3位になれなかったとしたら、それは今回、エネアがゴール直前にバニャイアのことを考えたからなんだしねぇ…。
もしこれでドゥカティがライダー部門のタイトルを取ったなら…さぁ、どうしますかねぇ…まぁ、スポンサーの『Lenovo』から来る額が上がるんだろうからねぇ。
ドゥカティが分け前を寄越したくないなんて…思うかねぇ。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
ハード/ミディアム/ソフトタイヤの差って、どれぐらい?って話は、note『2022 オーストラリアGPまとめ』でどうぞ!
皮算用www
>私なりエネアなりに報奨金を保証
この言葉に全てが凝縮されてる
タイトルがかかっていないから金で解決は当然でしょうね
表に出ない事が前提でしょうが…