『マルケス:来年2月のセパンテストで、暗闇から抜け出せるだろう』
★マルク・マルケス(29才、ホンダファクトリー)は2020年7月のヘレス開幕戦で右腕を骨折し、3回の手術を経て、2021年3戦目から復帰したが、複視の再発などもあり、なかなか以前の無敵状態を復活させることができずにいた。2022年シーズン序盤には4回目手術を受け、終盤のもてぎGPではPPを獲得、オーストラリア戦では2位になった。
日常生活は元に戻りつつあるものの、二輪レーサーとしてどこまで復調できるかは来年2月のセパンテスト辺りで分かるだろう。
★最近、マルケス選手が『Europa Press』のインタビューで、次のように話した。
【身体の方はどう?】
「特定の期間の中で、段階を経て進んでいってます。30才ともなれば、20才の時のようなわけにはいかないし、チャンピオンシップへの挑み方も変わってくるでしょう。
これまでの経験を利用できるようにもならないとね。」
【11月のヴァレンシアテストでは、新マシンに不満そうだったが…】
「(マシンの方は)ホンダが対応してくれているし、僕は彼らのことを100%信じているし…こうして僕がトレーニング/リハビリを進めているのは、タイトルを取りたいからです。
11月のテストでは上手くいかなかったけど、セパンテストでは暗闇から抜け出せるでしょう。
新マシンを試したら、自分達のレベルやライバル陣との差が見えてくるわけだし。こっちが改善していることもあれば、ライバル陣の方が先を行ってることもあるんだから。」
【ホンダは大苦戦しているようで…】
「僕が深刻なケガを負った時から、ホンダ内部が苦戦し始めてしまい…その前は4年連続タイトルを取っていたし、2019年なんかは圧勝と言っても良いほどだったから。
でも、その後、僕がケガをしたことでホンダはエースライダー不在になってしまい、そこから厄介な状況になっていったんです。
でも、ホンダのことは本当に信じてるんで。ホンダも僕のことを大切にしててくれていて…僕のことを信じてくれているのだし、僕の目標は最高レベルに戻り、ホンダと共にベストを目指していくことですから。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(参照サイト:『Motorcyclesports.net』)
(Photo:Instagram)
ホンダは努力はしているが、アイデアが枯渇している…って話は、note『2023 ヴァレンシアテストまとめ』でどうぞ!