モトGP『シュワンツ:接触し合うようなスポーツじゃない』
先日のル・マン戦以来、なにかと話題になっているのだが、実はシモンチェッリ・ペドロサ選手の接触事故後、レース運営委員長のポール・バトラー氏がインタビューで「オートバイレースとは接触し合うスポーツである」と明言していたのだ。
これに対して物申すは、やさ男などでは決してないこの人、ケヴィン・シュワンツ元ライダーだ。
『Superbikeplanet』に掲載されているインタビューからの抜粋なのだが、全文を読む価値大の記事である。
「今回の件に関して各種多様な意見を耳にするが、「オートバイレースは接触し合うスポーツか?」と聞かれたら、まぁ、時にはマシンがぶつかることはありますけどね。しかし私なら『接触し合うスポーツ』とは言いませんね。接触し合うスポーツって言うのは、例えばサッカーとかラグビーとかじゃないんですか。接触し合うっていうのは、ああ言うことであってね。
コーナーで固まり合ったりしたら、マシン同士、選手同士が接触し合うこともあるでしょう。しかし、そんな風にマシンを使うべきじゃないないでしょ。まるでマシンを…武器のようにとまでは言いたくないですが、まるで防御システムみたいにね。
おそらくどうなるか分かっていて、そんなポジションで走るべきではないと私は思うね。これまでにも、そんなことをしたらどうなるかを見てきているんだから。だけど、こんな風に思うんだよね。“僕はこうやって走るし、僕と競り合ってる選手の方がどうすべきかを考えてくれたら良い。多分、僕がここを走ってるのを見たら、相手の方が諦めるだろう”ってね。」
シュワンツ氏と言えばシモンチェッリ選手とも親しいのだが、そのシモンチェッリ選手がペドロサ選手を巻き込んで、あの悲惨な状況を引き起してしまったのだ。
その後、シュワンツ氏はシモンチェッリ選手と携帯メッセージで連絡を取り合ったと言う。
真のエキスパートであり、また、似たような状況を何度も体験してきた先輩の意見であり、まさに異論をはさむ余地はない。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2011年05月20日)
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結果的に接触することはあっても
わざとやっちゃいけない…ってことなんでしょうね。
で、結局、シッチはわざとだったの?クリックPrego