モトGP『ロレンソ:ロッシとストーナーは勝ち方が違う』
ホルヘ・ロレンソ選手(ヤマハ)は今シーズン、タイトル防衛を果せなかった。
ホンダ&ストーナーと言う無敵コンビを何とか苦戦させつつも、フィリップアイランド戦ウォームアップ中に負傷し、結局、そこで今シーズンを終えることとなってしまったのだ。
そのロレンソ選手がロッシ・ストーナー両選手について競り合い方の違いや、それぞれのレースアプローチ法について説明している。
ロレンソ選手は次のように語っている。
「ケガのせいでタイトル争いに敗れたとは思ってません。全体的に見てケーシー&ホンダを打ち破れるほど、僕らがコンペティティブではなかったから負けたんです。そこが基本的な問題なんであって。来年はもっとコンペティティブでありたいと願ってます。」
ロッシ・ストーナー両選手の違いについて
「ヴァレンティーノと比較すると、ケーシーって言うのは違いますよ。ヴァレンティーノは肉弾戦で非常に強く、それはブレーキングが最強だからですね。同じマシンに乗ってる時は特にね。
反対にケーシーは、とにかく速いんですよ。もし最終ラップまで彼について行けたとしたら、ヴァレンティーノよりも抜きやすいでしょうね。問題は、ついて行けるかどうかなんですけどね!
競り合ってヴァレンティーノに勝ったことは、僕は一度もないです。最終ラップでヴァレンティーノを抜いて負かしてやりたいんですけどね、上手くいった試しがないんですよ。ダニ(ペドロサ)のことなら最終ラップで負かしたことがあるし、ケーシーのこともドイツ戦での2位争いでね。でもヴァレンティーノは、いまだに無理ですね。」
ホンダの躍進について
「今までもずっとホンダは馬力のあるマシンでしたが、ヴァレンティーノがヤマハに移籍した時、彼の以前のマシンって言うのはそれほど操縦しやすいものじゃなかった。だから、ストレートでの遅れをブレーキングやコーナーで挽回するようにしてたんです。反対に今年のホンダ機はとてもきっちりしていて、ストレート以外でも速かった。来年、1000cc機になったら、この点はもう問題じゃなくなると思いますが。かなり早々に馬力がついてるわけですからね。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事: Motograndprix 2011年11月22日)
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ロレンソ選手、今年は本当にコメントが素直な感じがしますねぇ…