モトGP『ロッシ楽観:非常にホッとしてる』
「去年あった深刻な問題は解決された」
ケーシー・ストーナーは大して走り込みはせず、そのうえ、チャタリングに悩まされていた。それでもホンダ機でみごとなラインを描き出し、結果として他の追随を許さぬタイムを叩き出す。
午後5時頃、雲が陽の光を遮り(その後は、お約束の熱帯雨となり、テスト終了時間が大幅に繰り上げられた)、アスファルトの温度が若干下がる…とは言っても、50度以上が40度強に下がっただけなのだが。ホルヘ・ロレンソが接近を試みるものの徒労に終わった。ケーシーとホルヘが最速ライダーに留まったものの、順位は昨年のまま。
モトGPシーズン開幕としては常と変わらぬ結果だったが、それでも、チラホラと新情報も届いていた。例えば、ヤマハがホンダとのパワーギャップを縮めたようで、1000ccM1機は800ccの時ほど耐え忍ぶことはないだろう。
そして、再び頭(こうべ)をもたげてきたドゥカティ。ヴァレンティーノ(上記写真:プレツィオージエンジニアと)は次のように言う。
「満足です。それどころか、非常にホッとしました。ここに到着した時には想像もつかないぐらい良い方向に運びましたから。マシンが改良に応え、操縦しやすくなりました。去年あった深刻な問題は解決されましたね。これから開発の第2段階になるんですが…すでに計画は立ってますから。次回は(編集部注:月末を指す)、マシンもちょっと違ってくるだろうし、またまた改良されていますよ。」
まだまだ若いGP12機だが、年初めに組立てられたばかりで、(ロッシ選手が)コースを走らせたのも今回のセパンが初めて…つまりは生まれつき出来が良かったと言うことか。
もちろん、ロッシ選手もトップだったわけではないが、励みになるスタートを切ったと言えよう。
「2分00秒8を何回か出せたんで、もう、それだけでもポジティブですよね。とりあえずストーナー選手は別として、他の選手について言うなら、ロレンソ選手は3日間で進歩してましたね…でも、僕もそうだし。これまで経験してきたことを思うと、ほとんど奇跡みたいですよ。」
全体的に、デスモセディチ機が改善されてきているのはエクトル・バルベラ選手(チーム・プラマック)を見ても分かる。あまり進化していないバージョンとは言え、常に広く改良が施されてきたマシンを、良く乗りこなすようになっていた。強い走りを見せながら、最終的にロッシ選手との差はわずか0.1秒。
ヤマハもまたチャタリング問題を訴えてはいたが(ホンダのストーナー、ペドロサ同様)、ロレンソ選手は自信と落ち着きを漂わせ次のように話している。
「良かったことは、うちの1000cc版エンジンが最高だったってこと。悪かったのは、加速にまだ問題があることかな。うちは電子制御をもっと進歩させなければ…もう少しソフトな出力にするためにね。でも、全体的には満足してます。」
ニッキー・ヘイデンは本日、棄権となった。肩の筋力が戻るにはまだ時間がかかるようだ。アンドレア・ドヴィツィオーゾも同じ状況、だが、M1機の特徴を探り出そうともう少し走り込んでいた。
モト2クラス現チャンピオンで、今年、LCRチームより参戦するステファン・ブラドルはポジティブな3日間を終え、転倒は1回あったものの(今回のテストで転倒したのはブラドル・クラッチロー両選手のみ)規則正しく、それに粘り強さも持っている。
「モトGPマシンは凄まじいです。ヴァレンシア・テストの時はこんな感じじゃなかったんだけど、セパンではギョッとさせられる瞬間もありました!」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Motosprint 2012年02月02日)
ロッシ選手、日本時間の2月2日夜10時にはツイッターで、
《これから荷造りして、家に帰って、雪上スライディングをするぞ!》ってウキウキつぶやいてましたぞ。
今年はずっと、このまま行ってね!!!クリックPrego
記事ありがとうございます!
みんな頑張って~
いつも見させてもらってます。
感謝です。
当方もツイッターで追ってますが、
CHIRICOさんのアップロードはえー!
ロッシのつぶやきはイタリアンだし、
ヨクわかんないんですよ。
すんごくありがたいです。
これからもがんばって下さい!
>これから荷造りして・・・
はしゃぎすぎてケガしないでねっ!(苦笑
1秒以上の差…..今年もキビシ~年になりそうです