モトGP『V.ロッシの尋ね人広告むなしく…』
スペイン版『Chi l’ha visto(イタリアで人気の行方不明者捜索番組)』と言うところか。
スペインの街頭に、『昔のヴァレンティーノ・ロッシ』をむなしくも探す広告が出回っているのだ。使われている写真は2010年10月のセパン戦のもの。
匿名のスペイン人が現在のロッシ選手の苦境を冗談めかしているわけで…そう、確かに同広告に書かれている通り、以前はトップグループを走り、しょっちゅう表彰台の中央に上がり…おもな特徴はレース後のパフォーマンス、取っ替え引っ替えしていたオリジナルヘルメット、そして、永遠の笑顔だったのだ。
その笑顔も…ここ最近はやや曇りがちで、世界中ができるだけ早くまた拝みたいものだと待ちこがれている(同広告には《4月8日カタール戦で見たいものだが》とある)。『昔のヴァレンティーノ・ロッシ』がいないと、アンチ・ロッシファンでさえ物足りないようなのだ。
現チームはロッシ選手を幸せに(また勝てるように)すべく、なんらか手立てはあるわけだが(アルミニウム製のツインスーパーフレーム等)。
まぁ、ユーモアセンスはイマイチだったスペイン人だが、今回のは真剣に脱帽ものだ。これを模範とし、今後はアイロニーも加えて欲しいものである。それであれば、テスト期間中に繰り広げられたホンダ/ヤマハのツイッター合戦等々、全体的に見ものができると言うものだ。ファンらが野次れるチャンスを逃しはしないスポーツなのだから、優勢に立てる時はしっかり誇示してゆくはずだろうから…。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Motocorse 2012年03月28日)
こう言うタイプの広告って良くイタリアの町中にも貼られていて、
興味がある人は広告主の連絡先が書いてある下の部分を勝手にちぎって持って行くんですよ。
一般的には『迷い犬』『迷い猫』『家庭教師、生徒募集』『バイク売ります』なんかのが多いんですけどね…
昔のロッシ…早く見つかってねクリックPrego