モトGP『ロッシ:うちのベスト・レースだった』
7位で満足しているヴァアレンティーノ・ロッシを見るのは不思議なものだが、今回のバルセロナGPではまさにそんな風だったのだ。
「ドライ・コンディションでは、うちのベスト・レースでしたね。ポルトガル戦と同リザルトだったけど、前の方のグループに近づけましたから。序盤で、フロントブレーキに問題が起きてしまって、その後、バウティスタ選手の後ろに戻れて、抜けるって分かってたんだけど、3〜4ラップ強く走っていくにはタイヤがかなり滑り始めていて…で、諦めざるを得ませんでした。」
今回のレースに関してはポジティブに次のように分析している。
「フロントブレーキに問題が起きて…スカスカになってしまって、離されてしまったんですよ。その後、ストーナー/ドヴィツィオーゾ選手のグループに戻れたんだけど、タイヤにストレスをかけた状態ではもう無理でね。うちはかなりアンダーステアーなんで、マシンの方向を変えるのにリアタイヤを酷使してしまうんですよ。エンジン処理に関してはまだ初期段階ってところだけど、正しい方向に進んでると思いますよ。それからアルミニウム製スイングアームはね、もう一度良くテストしてみないと。フロントのグリップでかなり悩まされてるし、他の選手に比べるとかなりの苦労ですね。テストでは各種セッティングを試してみて…重量配分を変えたらもっと速くなるかどうか確かめてみないと…ただ、それほど遅いわけじゃないけどね。」
と言うわけで、今後に向けては慎重に楽観視してみせている。
「かなり重要なテストが2回控えていて、1ラップでゼロコンマ2〜3秒削れるようにしていかないと。今のところ、ドライではうちはそんなとこですね。
ライダー市場ですか?最も重要な駒はロレンソ選手でしょう…ヤマハ残留かホンダ移籍かを決めないことにはね…。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Mediaset.it 2012年06月03日)
しかし、まぁ、みごとに予想通りの7位でしたね…