『プーチ:ロッシは凄かった』
★元ライダーであり、昨年までダニ・ペドロサのマネージャーとしてレースに帯同していたアルベルト・プーチは、今年は若手ライダー発掘を目指して『Shell Advance Asia Talent Cup』を運営するかたわら、『Movistar TV』のコメンテーターも務めていた。
★プーチ氏が2014年について、次のように語った。
【第1回『アジア・タレント・カップ』の結果には…満足している?】
「選手権と言うのは何でも、初回は厄介なもので。かなり未熟な選手も何人かいたが、そのうち一部…日本人選手なんですけどね…1年の間に一歩前進してましたよ。選手らが大きな進歩を遂げた…まさに行程って感じでしたね。当然、選手によって大きく進む者もいたが、全員にとって良い経験になりました。選手らだけじゃなく、私達もね。アジア2輪レースにとって、重要な道しるべになりました。そこが目標でしたしね。」
【アジアの才能を発掘し、世界に導けたなら…と言うのも目標の1つだったが…】
「3人の日本人選手が(トバ、ササキ、ダテ)、僅かに上にいます。おそらく世界選手権にはまだ早いだろうが、他の選手権…例えば、レッドブル・ルーキーズカップやスペイン選手権(CEV)あたりなら丁度良いように思いますね。」
【貴方は今年、ペドロサ選手には帯同せず、相談役としてホンダHRCの活動に参加していたが…】
「私は1993年からホンダに居るんだが、今年は若手選手に関してサポートして欲しいと言われたんです…若手の成長を追うようにと言われてね。世界選手権に関しては、モト3からモトGPまでの、ある程度の数のチームや選手に対し、スーパーバイザーとして動いてました。」
【エフレン・ヴァスケス選手にアドバイスしたりしてたようだが…ジャック・ミラーの獲得およびモトGP飛び級も貴方の案だと言われているが…】
「エフレンの事はアカデミー時代から知っているし、サポートして欲しいと言われたんで、そうしたんです。ミラーに関しては、意見を求められたんで、それを言ったまでで。いずれにせよ、決めるのはホンダですからね。全体的に見て、ミラーだけに限らず、才能あるライダーがいるならチャンスを与えるべきでしょう。そして、チャンスが与えられたなら、それを活用できなければね。活用できないでいるようなら…つまりは、見る目がなかったって事でしょ。」
【『Movistar TV』の解説では、ロレンソ/ロッシ両選手を称賛していたが…】
「ヴァレンティーノ(ロッシ)には本当に驚きましたね。ずいぶん以前に、今シーズンは厳しいだろうって…私も言ってたんですよ。ところが、タイトル争いに迫ってね。嬉し誤算でしたね。まだまだ活躍してくれるって言うのは、このスポーツにとって良い事だと思いますよ。
とにかく一番凄いなぁと思ったのは、ヴァレンティーノがスピードと攻撃性を再び身につけたってところですね。ロレンソやペドロサよりも前に出られるほどのレベルでね。私としては…衝撃的な事をやったなって感じでした…100%予期してなかった事ですね。」
【マルク・マルケスについては、それほど驚いていないのでは…】
「マルクについては、多くを語る必要はないでしょ…モトGPに昇格した年にタイトルを取った選手と言う意味でね。前進し、伸びていくだけと言う感じですよ…何か起きない限りはね。」
【ペドロサの総合4位は、期待外れだったのでは…】
「詳しい事は分からないので。今年は、パドックでも他の仕事をしてましたから。詳しい事も知らずに兎や角言うのは性に合わないんでね。私にできる事と言えば、せいぜいレースリザルトを見たり、どんな風だったのかを観る事だけだから。もちろん、私なりの考えはあるが…まぁ、私の考えに過ぎませんしね。」
(2014年11月27日AS記事参照)
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そういえば、シーズン前にシュワンツが「ペドロサはプーチと離れるべき」
と言ってましたが、離れたらランキング落ちちゃいましたねー
これも、「予期していなかったこと」になるんでしょうか?
生え際クッキリ