『2015ムジェッロGPこぼれ話』
★先頃、ヤマハが今年の鈴鹿8耐レースにポル・エスパルガロ&ブラッドリー・スミスを参戦させると公表していたが、今回、ヴァレティーノ・ロッシが次のようになコメントをしていた。
「実に魅力的で素晴らしいレースですよ。僕が参戦した頃(2000/2001年)と比べると、かなり変わってるみたいで…ホンダがずっと制覇し続けてますよね。でも、ヤマハがファクトリーチームを出すことにしたって言うのなら、それはつまり、好リザルトが出せると思っていると言うことだから。特殊なレースですけどね…経験が必要なんですよ。R1Mはまだ若いマシンだけど、物凄いパワーがあるんで…何ができるか…けっこう楽しみでしょうね。」
なお、同機は燃費面が最大の問題点となりそうで、ライバル機よりも多くピットストップをする必要が出てくるかもしれない。
★ムジェッロ戦ではスズキファクトリーのルーキーことマーヴェリック・ヴィニャーレスが7位でゴールし、今シーズン最高リザルトを決めていた。
また、スズキファクトリーチームではバルセロナ次戦で、新エンジンを投入する予定でおり、アレイシ・エスパルガロによれば、テストライダーらによる走行テストでは馬力面で重要な前進があったとのこと。
なお、ムジェッロ決勝レースでエスパルガロ選手はダニーロ・ペトルッチに接触され、転倒リタイヤとなった。幸い、2週間前に手術したばかりの右手親指に更なるケガは負わずに済んだ。
★イタリア人記者のジョヴァンニ・ザマーニがFP4中にイタリア『Cielo』放送で、次のように言った。
「マルク・マルケスはPP候補でしょう…ただし、まず予選1を通過しなければならないが。」
同意見はジャコモ・アゴスティーニ(世界選手権で計15回総合優勝)やマルコ・ルッキネッリ(1981年500ccクラス総合優勝)からも支持されていたが、結局、予選1は首位ジョニー・エルナンデス、2位アレイシ・エスパルガロ、3位マルク・マルケス(グリッド13位)だった。
★ムジェッロ戦後、エクトル・バルベラが右腕の腕上がり手術を受けた。今シーズン6戦を終え、同症状で手術を受けた最高峰クラス選手はこれで3人目である(ペドロサ、ポル・エスパルガロ)。
バルベラ選手はレース後、バルセロナのDexeus大学病院でハヴィエル・ミール医師による顕微鏡手術を受けた。手術は成功し、来週からリハビリが開始される。目標はホームとなるバルセロナ次戦への参戦だが、まだ確かではない。最終的には本人の決定によることとなる。
★ムジェッロ決勝レースでルーキーのローリス・バズ(チーム・フォワード、ヤマハ・オープン機)が12位でゴールし、オープン・カテゴリーでの優勝を決めた。
バズ選手はグリッド18位からスタートし、レースの大半でスコット・レディング(マルクVDSチーム、ホンダ・ファクトリー機)と競り合いを続けていた。総合順位ではオープン首位のバルベラ選手(全体では15位、16ポイント)と6ポイント差。
なお、バズ選手のチームメイトであるステファン・ブラドルはニッキー・ヘイデンとの接触で、転倒リタイア。
★ムジェッロ戦モト3決勝レースで3位を獲得したロマーノ・フェナーティ(VR46チーム、KTM機)が、ホンダ機優勢の中、KTM機が2連勝したことについて次のように話した。
「レース毎に話は変わるんで…どっちのマシンの方が良いってことはないんですよ。ただ、コースによってはどちらかのマシンの方が簡単に良いセッティングを探し出せるってことはありますけど。ムジェッロはKTM向きですね…KTMはエンジンが凄いから。ホンダはフレームの方が好調ですね。今年の序盤はこっちが苦戦したけど、今は前の方を走れるようになってきてるし…でも、もっと前進しないと。目標は毎回、これが最後のレースだと思って走ることです。」
★3位でゴールしたロマーノ・フェナーティは2戦連続で表彰台を獲得し、次のようにコメントしたものの…計算能力には少々問題があったようだ。
「満足です…総合順位でのポイントも挽回できましたから。」
実際のところ、総合首位のダニー・ケントは2位でゴールしているので、フェナーティ選手よりも4ポイント多く獲得している。
★ムジェッロGPの1週間前、チーム・アスパーがペルージャの大学で風洞テストを行っていた。同テストにはフランチェスコ・バニャイア、フアンフラン・グェヴァラ、ホルヘ・マルティンらがマヒンドラ機で参加し、ポジティブな手応えを得ていた。
★去年のムジェッロGPには3日間で計11万人の観客が訪れていたが、今年は14万人が訪れ、30パーセント増となった。
(2015年06月02日『Moto.it』記事参照)
(2015年06月01日『Moto.it』記事参照)
(2015年06月04日『Gpone』記事参照)
(2015年06月01日『Omnicorse.it』記事参照)
(2015年06月01日『Omnicorse.it』記事参照)
(2015年06月03日『Motograndprix』記事参照)
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14万人て!ww
さすが『神聖ヴァレンティーノ帝国』。
国民の馳せ参じ率高いことこの上ないですな・・・
がしかし『赤の秘密結社』の動向が怪しい!
同僚『スパルタ戦士』のグレート化が甚だしい!
『仔山羊たん』の殺視線が怖い!
次期『皇妃(予定)』の24時間監視がキツイ!
・・・いやぁ~皇帝って大変だ。
閑話休題。
兄ガロに大きな怪我がなくて何より。
カルの方はどうなんだろう・・・足首脱臼ってもう考えただけでも泣きそう・・・
まあこの2人はアクシデントによるケガだけど、バルベラくんは腕上がり症状からの手術。MOTO2ではリンスくんも同様。
この世界怪我はつきものとはいえ、毎年最高速・ラップタイムが更新されつつ、腕上がり症状を訴える選手がこんなに多いのか!と思うと少し心配になりますね。
(それとも毎年こんな感じですか?私が知らないだけかな)
なんというか人間が行うレースというもののアッパーラインを超えてしまったのかなぁと。
それでも選手やクルーは日々戦うんだな・・・この世界に生きるために。