『2015アッセンGPこぼれ話』
★『Goodwood Festival of Speed』に参加していたジャコモ・アゴスティーニ(上記写真のロッシ右隣り、73才、1960〜70年代にロードレース世界選手権で活躍)が、アッセン決勝戦でのロッシ&マルケスの接触について、次のように語った。
【6月27日のアッセン決勝レースは観た?】
「もちろん。ヴァレンティーノ(ロッシ)は素晴らしかったね。もう何を聞きたいのかも分かってるよ。」
【では、あの最終シケインでの接触について、どう思う?】
「ヴァレンティーノ(ロッシ)はね…シケインをショートカットしちゃ駄目だよ。でも、マルク(マルケス)もね…ぶつかって行っちゃ駄目だよ。」
【どちらが正しかったと思う?】
「もし私がレースディレクションのメンバーなら、この手の場合、その前の周回でトップだった方にするね。起きてしまった事に関しては、両選手とも過ちを犯してるんだから…その前の周回でトップだった選手を優勝にするよ。つまり、この場合、ヴァレンティーノってことになるね。」
【レース・ディレクションによれば、ロッシ選手はショートカットするしかなかったと言う判断だが…】
「はっきり言うなら、ヴァレンティーノは何も誤魔化してませんよ。ただ、(レースディレクションは)ああ言う操縦はよろしくないと言わねばならないわけで。まぁ、マルクのせいでコースアウトしたんだから…あの2人がゴタゴタを引き起こしたと言うことで、2人とも処分するか…つまり、3位でゴールした選手(※ホルヘ・ロレンソ)を優勝に繰り上げるか…しかし、優勝に相応しいことは何1つしていないんだしね。もしくは、最終コーナに差し掛かった時の順位をもとにして決めるか…そうなると、やっぱりヴァレンティーノでしょ。」
【いまやマルケス選手も『ロッシのことを根に持つ』と言う意味を理解したわけで…】
「マルクはいつも私にこう言ってましたよ…『ヴァレンティーノはヴァレンティーノだから』ってね。ちなみに、この間の決勝レースでは110%の走りをしてましたよ…後ろには強者がいるって分かってたんだしね。」
【両選手の関係は悪化する?】
「ライダー同士の友情なんて存在しないでしょう…皆、優勝したいんだし…自分が勝てば、相手は負けるんだしね。このスポーツにおいて友情なんてものがあったことはありませんよ。『敬意』はありますよ…それは重要だから。でも、話はそこまでですよ。ライダー同士で晩飯を一緒に喰いに行くとか、一緒に遊びに行くのなんか見たことないでしょ。ヴァレンティーノとホルヘ(ロレンソ)は時々一緒にいるが…それは仕事として何かしなければならない時であって…そうじゃなければ、それぞれ己の道を進んでるでしょ。私が現役の頃もそうでしたよ…ジャコモ・アゴスティーニがマイク・ヘイルウッドと晩飯を喰いに行くことなんかない…いや、実際は、時々、行ってたな。」
(2015年06月30日『La Gazzetta dello Sport』記事参照)
(2015年06月29日『Motogp.com』記事参照)
【メルマガ号外 2015年07月04日 発行】
【【2015年アッセンGP内輪話】
●ストーナー他、技術面から分析:ロッシ&マルケス躍進について
[amazonjs asin=”B00XVHU62Q” locale=”JP” title=”ライディングスポーツ 2015年 08 月号”]
アゴの言う事は最もなご意見、納得です。
昔のレーシングアクシデントに関する裁定といえばこんな感じが多かったと思います。
サーティースまだご存命だったんですね・・・
81歳・・・素晴らしい!w
ジャコモとケニーの間隔が 溝?。。。(笑)
さすがアゴスティーニ解り易い回答です レースディレクションの裁定がこんな感じなら文句は、出ないでしょ!スッキリ納得してくれると思います。
「 ライダー同士の友情なんて存在しないでしょう」ですよね
あんな大差あったから、ロレンソ優勝にしたら二人が黙ってないでしょう。
まあ、それだけの事をやらかしたって感じですかね。
”いや、実際は、時々、行ってたな。”
って、アゴスティーニさん、お茶目ですね。
Jアゴスチィーニの言っている事う~ム…..釈然としない….??? 難しいでも考え方は人それぞれですからね、それよりもKRなぜか不機嫌そうに見えるのは気のせい???
>…つまり、3位でゴールした選手(※ホルヘ・ロレンソ)を優勝に繰り上げるか…しかし、優勝に相応しいことは何1つしていないんだしね。
例えといえ辛辣だなぁw