『ロッシ:20年前と同じように夢中』
★8月18日(木)、ブルノGP会見でヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハファクトリー)が次のように話した。
【オーストリア決勝戦でイアンノーネ選手が柔らかめタイヤを選んだのには驚いた?】
「イアンノーネはグリッドで(タイヤを)決めたんで、柔らかめだなんて知らなかったんですよ。うちは柔らかめは無理でしたね。あまりにも消耗が激しくって。ドゥカティ機はタイヤにけっこう優しいマシンだし、そう言う選択をしたイアンノーネに度胸があったのでしょう。」
【ドゥカティは戦闘力の高いところを見せていたが…タイトル争いの行方が変わってきそう?】
「そう思います。ヴィニャーレスやペドロサ同様の存在になるでしょう。大活躍してるって感じではないが、ほんのちょっとのことで主役に舞い戻れると、皆、分かってるじゃないですか。7選手が強い走りをし、良いチャンピオンシップですよ。ミスなく常に速く走らなければ。首位から5位転落なんて、すぐですからね。その点は確かですよ。今後のレースではドゥカティ組が面白いことになるでしょうね。」
【ここ5戦毎回、異なる選手が優勝しているが…】
「長いこと、同じ顔ぶれの優勝が続いてましたからね。こう言う風にパフォーマンスがならされてきたのは電制システムのせいだと思います。ワンメイクのコントロール・ユニットによりバランスが取れてきたんですよ。もちろん、こう面白いシーズンになるのはドルナとファンの皆さんには良いことでしょう。」
【来年はKTM機も参戦してくるが…】
「KTMは全カテゴリーで良い仕事をしてますね。オフロードも良いし。戦闘力が高くなるまでに、それほど時間はかからないことは確実ですよ。KTMは経験豊富だし、資金と有能な人材が揃ってるから。」
【ロッシ選手は20年前のブルノ戦で優勝していたが…】
「よく覚えてますよ。20年経っても感触はそのまま残ってるんでね。あの日は素晴らしかった。1996年から今まで、本当に色々なことが変わってしまって…でも、スピリットは常に一緒ですね。特に、自分のレースの後、コース脇で500ccクラスのを観ていたら、皆から呼び止められて、お祝いを言われてね。今だと、そんなことはできないでしょうね。」
【いまだに現役だとも思ってもいなかった?】
「考えたこともなかったですね。どこが限界かと言うのも設けてなかったんですけどね。常に短・中期的に考えていくもんですから。これだって思うことを、毎回、やってね。」
【当時、チーフメカニックのノッチョーリ氏が、よく『ロッシには手が焼ける』と言っていたが…】
「けっこう、そんな感じでしたね。実を言えば、今、僕らは若い連中のことを色々と評価してるが、20年前に自分らがどうだったかなんて忘れてるんですよね。多分、僕の方がもっとワルでしたよ(笑)」
【今日、フェナーティ後任はダッラ・ポルタ選手と公表されたが】
「ロマーノ(フェナーティ)とは修復しようと試みたが、この挑戦を続けていくのはもう無理でした。ダッラ・ポルタが強い走りをしてくれることを願ってます。シルヴァーストーンまでお預けですけどね。」
(2016年08月18日『Gpone』記事参照)
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