MotoGP

ヴァレンティーノ・ロッシ脱税追徴金58億円の使いみち

先月、日本のもてぎで早々に2008年度モトGP世界チャンピオンとなり、イタリア中を沸かせたバレンティーノ・ロッシ
実は、脱税のために追徴税を払うことになっているのですが、その巨額な税金の使いみちをめぐって、もう「狸の皮算用」が始まったようです。

イタリア 『バレの追徴金でタヴッリアの町に大金が舞う』

イタリア東部タヴッリア市にあるバレンティーノ・ロッシさんの自宅へ、税務署より4千3百万ユーロ(約58億5千万円)の納税通知書が届き、分割払いの初回額には推定800万ユーロ(約11億円)強が加算される事となった。
通知書の数字に手違いはなく、バレンティーノさんの獲得賞金やスポンサー収入などが予想より上回ったことも明らかにされている。
なお、バレンティーノさんの納税額の一部はタヴッリア市の行政収入となり、まずは5万ユーロ(約7百万円)が市町村付加税として入ってくる予定で、タヴッリアのような小さな町にとっては宝くじに当たったようなもの。
しかしタヴッリア市長にとっては、まだまだ満足のゆく金額とは言えず、「当市には高齢者が多いため墓地の整備要請が寄せられていますが、私としては立派な市民体育館も作りたいし、小学校の建設も終わらせたいと思っています。ロッシさんから税金以外での出資があれば大きな助けになるのですが。今まで何度も、私達には手を差し伸べてくれていますし。」と希望をのぞかせている。
同市長によれば金融法で債権がカットされたうえ物価は上昇、また、社会福祉は母子家庭の保護を市行政に委ねてきており、「大切なことではありますが、それで7万ユーロ(約9百50万円)の出費になります。ロッシさんの追徴金はミルクやおむつ、それから家賃費用などに当てられることでしょう。」と話している。(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:2008年10月12日 Corriere della Sera)

 

ちなみに、タヴッリア市議会ではバレンティーノ・ロッシを讃えて、数日間のみ市内の制限速度を50キロから46キロにすると決定したそうです。
この中途半端な数字…そう、ロッシのゼッケン番号なんですね。

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