MotoGP

エドワーズの金髪グリッドガール『WSBライダーが男の中の男よ!』

モトGP『ニコ・チェレギーニのGP考察:コーリンの金髪娘にびっくり』

皆さん、こんにちは。

日曜日の午後2時ちょっと前位だっただろうか。
イタリア1チャンネルの画面には、グリッドの第3列目に並んだコーリン・エドワーズの姿が映し出されていた。鎖骨の手術をしたばかりでそこにいる彼を見ていると、こっちもワクワクしてくる。しかし、私のハートがもっと熱を帯びたのは、パラソルを掲げるブロンド女性のせいだった。
どしゃぶりの雨に吹きすさぶ突風、コース上の気温は10度…。皆がダウンジャケットに包まっている中、彼女はと言えば、むき出しの肩をさらしたミニドレス姿で、ずっと微笑んでいたのだ。その微笑みは、いく分かたいものではあったが、エドワーズ選手と共に画面に映し出されていた40秒ほどの間、ずっと絶やされることはなかった。カメラはまず彼女の方に向けられ、次にエドワーズ選手へと移り、その顔がズームされ、最後にまた彼女の方へと戻されたのだ。
彼女の笑顔にすっかり打ちのめされた私は、レポーターのベルトラーモ君から電話番号を聞き出し(彼はありとあらゆる電話番号を控えているので)、レース後にインタビューを申し込んだ。

彼女の名前はメグさん。開口一番にこう言ってきた。
「喋るのは勘弁してください。変なこと言っちゃうかもしれないし。絶対、これが最初で最後になっちゃいますもの。がっ・か・り・で・す・け・ど・ね!」

−まぁ、確かに。しかし、この寒い中、ウィンドブレーカーを差し出してくれる親切な人もいないもんなんですかね。
「あら、何も分かってないんですか?ウィンドブレーカーだなんて!私はビキニ一丁でだって、丸一日、氷の上に立ってられますよ。体が丈夫なんですよ。でも、レース後のケーシー・ストーナー選手のインタビューを見ました?どんなにブルブル震えていたか見ました?可哀想に。うちのコーリンなんか、もう声も出てなかったんですから。今はボックスの中で虫の息ですよ。40度も熱があるって言って…。ホントにイカレたことですよね!」

− イカレたことと言うのは?長く、難しいレースだったわけだし、それに…。
「あら、お願いしますよ!今日の選手達なんか、みんな怠慢してたじゃないですか。ホントですよ!モトGPクラスなんか特に!スーパーバイクで走ってみればって感じ。あっちは男の中の男ですよ!」

おやおや、ビアッジ選手やチェカ選手の信奉者でしたか!
「それから芳賀選手やメランドリー選手も。特に、ゴッツィ記者とディ・ピッロ記者のファンなんです。あの人達こそ、まさにジャーナリストですよね。それから、そちらのスカレーラ記者やザマーニ記者、ファルサペルラ記者なんかも…。ディ・ピッロ記者の言う通りですよね。真のスポーツって言うのはWSBだけで、モトGPなんかワガママ坊主どものレースごっこにすぎないって。」

メグ嬢の意外なコメントに驚かされ、その理屈に圧倒された私は返す言葉もなく、ただ、こう訊ねた。
「そんなに格下に見ているモトGPライダー達の中に入って、一体どうするつもりなんですか?私は、その手のことはしたこともないですがね!」

「まったく見当もつかないんですか?私は皆さん方のヒーローとやらが、全く無能だってことを証明したかっただけなんですけどね。すべて証明されたでしょ。みんなゴモゴモ着込んで、そのくせガタガタ震えちゃって。皮のツナギを着た幽霊みたいに鼻をすすってね。あの寒さの中で唯一平気だったのは誰でした?言ってみて下さいよ。誰でした?私でしょ。つまり、スーパーバイクのファンだけだったってわけですよ!」

ここで私は電話を切り上げた。この手の輩には何を言っても無駄なのだ!


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事 Moto.it 2011年06月14日



このニコ・チェレギーニ氏と言うのは
イタリアのオートバイ・ジャーナリストの大ベテランでして、
レース後のコメント等は、あのV.ロッシをして
「相変わらず鋭いですね!」と言わしめるほどなんですが…


グリッドガールのメグさんに
ある意味、あっぱれ!クリックPrego

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