MotoGP

なぜなぜムジェッロGP:ヤマハ2連勝の理由、いまいち決勝シッチ、ストーナー不調の理由…etc

モトGP『なぜなぜムジェッロGP』




なぜマルコ・シモンチェッリは予選のタイムを決勝でも出せないのか?
決勝の際、予選よりも気温が非常に高かったのと、マシンのセッティングが予選の時の方が良かったのだ。シモンチェッリ選手は次のように説明している。
「スピードの出る大回りなコーナーで加速が上手くいかなかったのと、『Correntaio(第12)』コーナーと『Bucine(第14)』コーナーではけっこう減速してしまった。スピース選手に抜かれた所なんですけどね。」

なぜケーシー・ストーナーは2秒も引き離してトップを走りながら、第10ラップで抜かれてしまったのか?
ストーナー選手の回答は次のとおり。
「気温が上昇しているのに対し、タイヤの空圧が適当ではありませんでした。もっと下げるべきだったんですけどね。このためスタートの際はすぐにプッシュし始められたんです。アッと言う間にタイヤが暖まったんでね。でもその後、暖まり過ぎてしまって、第7ラップ以降はコーナーに入るとスリップするようになったんです。プッシュし続けようと頑張ったんですが、2度もカウンターを当て、もう少しで転倒するところだったんです。それで、減速せざるを得なくって。」

なぜヤマハはアッセン・ムジェッロと2連勝できたのか?
アッセン戦より、ロレンソ・スピース両選手ともに2010年のピース何点かを再び使い始めている。特にシャーシだ。
ロレンソ選手によれば、これのおかげでムジェッロでのM1機のパフォーマンスが極めて向上したのだとか。アッセンも同様。このためディフェンスでの危険も少なく、特に長いコーナーでの急勾配ポイントでもスリップすることもなかった。それでロレンソ選手はゴールまでぶっちぎりで飛ばし続けられたのである。

なぜアンドレア・ドヴィツィオーゾはホルヘ・ロレンソにパスされた際、もっと踏ん張ることができなかったのか?
ドヴィツィオーゾ選手によれば、2度ミスを犯してしまい、コンタクトできなかったのだと。ゼロコンマ数秒と言うところだが、飛び抜けた走りを披露するには充分だったのに。

なぜカル・クラッチローは10位で走っていたのに第7ラップでピットへ戻ったのか?
本人の弁によればフロントへの信頼感が100%なくなったから…と。ただチームの方からはマシンであれタイヤであれ何かしらのトラブルがあったと言う話は出てきていない。

なぜシルバン・ギュントーリとアンドレア・イアンノーネは、月曜日のテストでプラマック・チームのドゥカティ機に試乗したのか?
残念ながらローリス・カピロッシは肋骨2本骨折で、2週間後のドイツGPへの参戦は99%不可能とされている。そのためプラマック・チームでは代役を立てる予定でいるのだ。既に日曜日にプラマックのパオロ・カンピオーニ代表がギュントーリ・イアンノーネ両選手にテスト走行に関心があるかどうかを打診し、イアンノーネ選手の方はあくまでもテストのみと言うことで承諾。ドイツGPでは通常通りモト2クラスに参戦する。


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事 Moto.it 2011年07月04日



意外にホンダが飛び抜けていかないもんですね…


そろそろシッチ、『日曜日の男』になって…クリックPrego
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  1. 貴藤 より:

    公式HPには載らない知りたい情報満載で
    いつもためになる記事を拝見させて頂いています。
    これからも楽しみにしております。
    勝手ながら情報元としてリンクさせて頂きます。

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