モトGP『茂木:ホンダvsドゥカティ』
論争やら圧力やら趣旨替えやら…ここに至るまでの諸々を考えると、近年において最も揉めたグランプリとなったことは確かだろう。
日本メーカーら…特にホンダが、あの日本を襲った大震災・津波、その後の原発事故(茂木サーキットより120kmに位置)により4月の開催日程が延期されて以来、なんとか中止に追い込まれないよう、ありとあらゆる手を尽くしたのだ。
しかし皮肉な運命の巡り合わせとでも言えばいいのか、茂木サーキットはホンダ所有にもかかわらず、ドゥカティが勝利を重ねてきた場所でもある。2004年、鈴鹿サーキットに代わり世界選手権が開催されるようになって以来、なんとドゥカティの優勝回数は4回。昨年はケーシー・ストーナーが、そして2005〜2007年はローリス・カピロッシが3年連続1位に輝いている。一方、ホンダの方はPPは7回獲得しているものの、優勝は2004年の玉田誠選手1回のみである。
あらゆる圧力を行使して茂木GPを実現させたホンダとしては何としてでも1位を獲得せねばならないわけで、それはまるで今年こそ報われるべく運命づけられた年であるかのようだ。
今季これまで、ドゥカティが獲得したのは3位が2回のみ。一方、ホンダはPP17回に1位を10回も手中に収めている。茂木独特の『stop & go』コースもまた、ホンダのスピードと加速に味方することだろう。
ブックメーカーによるオッズも同意見のようで、勝率はストーナー選手が2.05、ペドロサ選手が3.75、そしてヴァレンティーノ・ロッシ選手が30.00と言う数値になっているのだ。
メーカー 優勝回数 PP獲得回数
ドゥカティ 4 1
ホンダ 1 7
ヤマハ 2 4
カワサキ 0 2
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2011年09月29日)
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飛行機の遅延でプレスカンファレンスに間に合わなかったストーナー選手って…
ちゃんと茂木入りしたんですよね!?
どっちも頑張れ!!クリックPrego