MotoGP

ドルナ社長:最新インタビュー後編『マルケスは第2のロッシか?』

モトGP『エスペレータ:メッシのチームメイトになれないのと同様、F1からのオファーはない』

[ 前編中編はこちら ]

カリスマ性と言う意味で、マルク・マルケス選手のことをロッシ2世として見てますか?
「その点に関して何ら気にかけてません。まず、速いライダーであると言うこと以外、マルケス選手に何らかの責任が移行するなど望ましい事ではないでしょう。マルケス選手に期待できるのは、これまで証明してきたことを今後も証明し続けて欲しいと言うことだけで。
おっと、そして最高峰クラスがまだなんですから。最高峰選手の中でも優秀であらねばね。詳しい者なんかは非常に優勝な選手だと言ってきますがね。後は神のみぞ知る…ですかな。」

F1のオースティンでの事態が解決され、皆さん、落着かれましたか?
「7月には現地に行って来たんですよ。工事はかなり進んでました。しかし、アメリカで2〜3の連中が大金をつぎ込んでおいて、突然、それはもう無効だと言ってくるなんて本当なんだろうかね。なんだか変な話じゃないかい。F1でも、うちでも、進出するのは当然のことなんだし。」

ここ最近、ヘレスの件で揉められてたのですか?
「いや。ヘレスは来年も大丈夫。今後どうなるかだね。問題は2013年だよ。」

ヘレスGP無しなんてことも?
「それでも世界選手権は開催できますがね。不可欠なものなど何もない。この先も長いこと予定通り進めてゆけると思ってますが。我々にとっては貴重なレースだし、あの辺の経済を潤してますからね。」

新たに加わるサーキットは?
「2013年にはアルゼンチンとテキサスが確実です。つまり、現在、開催しているサーキットのどこか2ヶ所がなくなると言うことですな。インド、ブラジルとは現在、交渉中だし、ロシアでと言う案も出てますね。ただ、基本的に実現が困難な事を提案してくるもんですから。ウラジオストクでとかね。来るものは拒まず。唯一、その国の政府が重要視してくれることだけを望んでますがね。」

スペイン国内で、かなり骨肉の争いを繰り広げてますよね?
「将来的にスペインGPは今より減るでしょうね。3つだけになるかな。現在は、経済的な影響により、うちへの支払いも増えたんでね。やりたがってる所を除外してスペインで4戦開催するなんことはしないでしょうね。ただ、今のところ、そう言うことは起きてませんが。金を多く払ってくれる所に行くだろうけど、ただ、状況は最高とは言えませんな。」

ドルナとしては、3クラスのチャンピオンが全選手スペイン人と言うのと、今年度のようにオーストラリア・ドイツ、スペイン人と言うのでは、どちらが興味深いのでしょう?
「ドルナとしては、毎年、1位、2位、3位が別々で、それぞれの国から出てくれることに興味がありますよ。そう言う質問はね、スペイン人しか言ってこないね。世界選手権のチャンピオンが英国人だけとかイタリア人だけだった時なんか、彼らは“どうしてスペイン人がいないんだ”なんて不思議がったりしなかったが。
スペイン勢がタイトルを総なめにした年と言うのは世間が思っているより遥かに高い価値があったんだ。スペインとイタリアが二大覇国ではあるが、スピードやスポーツ選手としての資質面で言えば、ずっとジャマイカやアメリカだったんだよ…いつからかは知らんがね。ジャマイカ人がそのことについて、なぜなんだろうって自問してるの見たこともないし、アメリカ人がどうしてトルコ人はいないんだって考えてるのも見たことないよ。スペイン人選手が勝つかどうか、スペイン国民が気をもんでるのには理解できんね。」

『TELECINCO』は『TVE』が放送してた時と同じ視聴率を確保できるでしょうか?
「良くするために一歩一歩進むんであってね。上がってくれることを願ってるよ。今の時期、『TELECINCO』の看板はオートバイなんだから、頑張ってくれるでしょう。収益を上げるために買うんだろうしね。オートバイファンはサッカーファンより義理堅いからね。レースを観に行く人達ってのはオートバイについて良く知ってますよ。我々は皆、サッカーを観はするが用語1つ知りませんからな。」

[ 完 ]

(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Marca 2011年12月14日




なぜか翻訳の途中から私の頭の中で、カルメロ・エスペレータ社長に三宅久之先生が憑依してきてしまい…

マルケスと同い年の頃のロッシって…もっと悪ガキだったよね!クリックPrego
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