MotoGP

ロッシ&へイデン、新GP12にまたがり抱負を語る

モトGP『ロッシ:1レース毎に良くなってゆきたい』




フィリッポ・プレツィオージゼネラルマネージャーの言葉を借りるなら、『2人の彼氏』はプレゼンテーションの間ずっと、彼女(新GP12)の姿から目を離せずにいた。
「きれいですね。」とヴァレンティーノ・ロッシが微笑み、その横でニッキー・ヘイデンが新たなカラーリング(従来の赤に差しこまれた白色、イタリア国旗を思わせる緑のライン)に目を細めている。
司会進行を務めるヴァレリオ・スタフェッリがロッシ選手に、ドゥカティ機を駆る想いを訊ねると、
特別な感慨が沸いてきますね。イタリア人なら、なおさらね。誰にでも一目置かせるようなマシンですよ。」と。

今やドゥカティと言えば、あらゆる面から見て世界のイタリア大使と言えるだろう。ロッシ選手が駆れば、それ以上だ。昨年の苦労の後、今シーズンへかける期待も大きい。フェイスブックに寄せられたファンからの質問に答えるロッシ選手も、それを隠しはしない。
マレーシアでの第1回テストは非常に良い出来で、すぐにマシンに安心感を持てて満足しました。リア部分に…コーナー出口における若干の問題点は残ったものの、かなりの作業がこなせました。」
2月末に行なわれた第2回目テストへの課題は、それを解消することだったはず…。
「でも、上手くいかなかったんですよ。だから、初回に比べてちょっと悪い結果になってしまってね。

とにかくロッシ選手は楽観的に構えてはいる。まだまだやらねばならない作業が山積みなのは承知のうえだが。
「テストが必要なことはどっさりあるし、シーズン中にも色々と出てくるでしょうね。
うちの目標は一定して良くなってゆくこと…レース毎にね。去年は、それができませんでしたから。
とにかく新マシンになって調整やモディファイに要する時間も早まるだろうし、テスト中のセッションは45分しかないわけだから重要ですよね。」




ニッキー・ヘイデンも同様に…いや、もう若干熱く語っている。
目標は表彰台かって?もちろん、そうですよ。そうじゃなければ、僕らみんな、家にいれば良いんであってね。」と率直に語りつつ、また、開幕戦に向け準備万端であるとも。
「チームは最高だし、マシンは去年より良くなって、僕も挑戦する準備はできてますよ。新デスモセディチのことはとても気に入ってるし、すっかり変わってますよね。シャーシから電子制御に至るまでね。」




プレゼンが終われば、今度は両選手がGP12機の写真を撮ってツイッターに掲載する番だ。二人とも、なかなか熱心なものである。
「1つのコミュニケーション手段として面白いですよね。毎日どんな生活を送っているか、ファンの皆さんに披露することができるし。」とロッシ選手が言えば、ヘイデン選手はこうジョークを飛ばす。
「危険なこともあるよね。前に一度、僕は出しちゃいけない写真を掲載してしまったことがあってね。レースマシン部門で撮った写真なんだけど…クビにされなかったから良かったようなものを。」
士気は高い。ワークスコンビもヘレスに向けて準備OK。金曜日から、そこで最後のテストが始まるのだ。


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年03月19日



ヘイデン選手、インタビューの最中にロッシ選手にマイクを渡そうとしなかったり、なかなかお茶目なところを垣間見せてましたが、記事内にあった話はあながちジョークじゃないのか、イベント冒頭で司会者が、
「ボローニャ本社に着いた途端、ヘイデン選手は携帯電話を没収されたそうですね。」なんて言ってました…。
それから、名前が『ロレンソ』って言うファンからロッシ選手へ質問が寄せられてたんですが、ロッシ選手、開口一番、
「あぁ〜名前がちょっと…」って。
で、プレゼン後半で、先日、e-bayでロッシ選手のカウルを競り落とした方が紹介されたんですが、これまた偶然『ロレンソ』さんだったんですよ…。



GP12、今年は本当によろしくね!!クリックPrego

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