MotoGP

2012バルセロナGP:必見!5つの見どころ!!

モトGP『バルセロナGP:必見!5つの見どころ!!』




アルツァモーラ、チーム・ポンスへ行く
マルク・マルケスと言えば強豪ライダーではあるが、時に少々フェアじゃないこともある。目新しいところだと先の日曜日のアレで、ゴールまで後2周半と言うところでポル・エスパルガロと接触(筆者的にはマルケス選手が悪いと思う…もちろん、わざとではなかったとは言え)、後者は転倒し…幸いなことに大きなケガには至らなかった。
マルケス選手を発掘し、現在はマネージャーを務めるエミリオ・アルツァモーラが早々に相手側のボックスを訪ね、事態を明らかにすべくシト・ポンスマネージャーおよびチームスタッフら全員と話している。これは、なかなか良い対応だ。きちんとした人物としての誠意がこもっている。

モト3クラス、ラスト2周
モト3クラスのラスト2周が、釘付け状態の見ごたえだった。マーヴェリック・ヴィニャーレスがトップで一人旅を続ける中、その背後で8選手が命を賭けた…抜きつ抜かれつ鳥肌もののオーバーテイク三昧を繰り広げていたのだ。
最後の最後には、この大集団にロマーノ・フェナーティが追いついた…第1ラップ早々のコースアウト以降、見事な追い上げを見せてくれていたのだ。超速ペースで周りながらフェナーティ選手はどんどん順位を上げ、スパートをかけていく。しかし結局、表彰台を狙っていくよりは、そこで甘んじる方を良しとしたのだ。後ゼロコンマ数秒の差ではあったが、それでも素晴らしいパフォーマンスだった。ニコロー・アントネッリのそれもまた然り。マフラー故障により減速しなければ、表彰台争いもできたことだろう。

イアンノーネ、マルケスを抜く
時には、アンドレア・イアンノーネが忘れ難い名レースを為せる日もあるのだ。今回の勝利は偉大だった…スピード・アップ機が(必然とは言え)いまだ成熟していないにも関わらずだ。イアンノーネがこなした数多のオーバーテイクの中で、第15ラップ第4コーナー(高速右折)で、トップの座を賭けマルケス選手にしかけたのが極めて困難、見応えのあるものだった。ブラボー、アンドレア。

ドヴィツィオーゾの最終ラップ
上位2名に延々と食いついていこうとしたアンドレア・ドヴィツィオーゾは、第1コーナーに引っかかっり徐々に離されていった。そのせいでケーシー・ストーナーに接近されたものの、最終ラップではあの世界チャンピオンにオーバーテイクの隙を一切与えず、拍手喝采ものの3位を獲得したのだ。

ロレンソ、ペドロサを抜く
あの決定的な方(第20ラップ)ではなく、第7ラップでダニ・ペドロサを抜いたホルヘ・ロレンソのオーバーテイクは困難かつ美麗だった。ロレンソを持ってすれば、シケインでトップを抜き去ることも可能なのだ…たとえペドロサがどれほど抗おうと。この手のオーバーテイクには度胸が必要だ…迷いのない冷血さ、そして絶対的なマシンコントロールが。

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Moto.it 2012年06月05日



実は、このシリーズの原題って『Dammi un cinque!(直訳:5つ、くれ!)』って言って、これまでは『必見!5つの見どころ』って意訳で問題なかったんですが、今回初めて、一般視聴者には見れないエピソード(エミリオ・アルツァモーラマネージャーのやつ)が入ってしまったんですよ…
『やったね!ファイブ!!』とかの方が良いのかなぁ…


あっぱれ!ファイブ!!クリックPrego
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