MotoGP

ペドロサは鎮痛剤を使ったのか?:2013ラグーナセカGP

さて、前回のザクセンリンク戦では日曜日のウォームアップに参加するつもりだったペドロサ選手が、直前にめまいに襲われ、結局、決勝レースも棄権せざるを得なかったんですが…
原因は鎮痛剤のせいなんじゃないかって事で、ラグーナセカ戦では最初からかなり気をつけていた様子でした。
レース後のコメントでもこんな事を言っとりますな。

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★ラグーナセカ決勝レース後のダニ・ペドロサのコメント。
「土曜日(7月20日)に神経ブロック注射をしてみたんですが、やはりあまり良くなかったんです。それで(決勝レースでは)筋肉注射だけにしたんです。調子が悪くなるようなところがあって、直接のブロック注射ができなかったんです。」
(Source:2013年07月22日 Diario AS記事より抜粋)


そして、その後に書かれた本人ブログでは、もう少し詳しく…

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★ラグーナセカ戦後、スペインへと帰国したペドロサ選手のブログ記事より抜粋。
「土曜(7月20日)の夜、鎖骨に神経ブロック注射をしてみたんだけど、あまり調子が良くなくて…それで決勝レースではしなかったんですよ。こう言う場合、良い助けになるのが鎮痛剤の筋肉注射で…つまり、ちょっと表現が悪いんだけど…ケツに注射をするんですよ。マシンに乗ってる間はアドレナリンのお陰で痛みは減るんだけど、でも、それが終わってしまうと一編に噴出してくるもんですから。」
(Source:2013年07月24日 ダニ・ペドロサ公式ブログ記事より抜粋)



この『神経ブロック注射(神経またはそのそばに注射をして、神経の働きを一時的、あるいは永久的に休ませて、病気を治す治療法)』なんですが…
当初、スペイン語で『infiltración(浸潤)』って単語だけで表現されてたんですよ。
これが…なんだか良く分からなくってねぇ。
この単語を一番最初に言ったのはロレンソ選手でして…まぁ、文脈から鎮痛剤なんだなって事はすぐに分かったんですが。
その後、色々なコメントを読んだ結果、この『infiltración(浸潤)』に『注射』の意味がある事も判明し、結局、『神経ブロック注射』に辿り着いたわけです。
いや〜日本人の私なんかは本当にチンプンカンプンでしたが…
ホンダチームマネージャーのスッポさん(イタリア人)でさえ、やっぱり分かりづらかったみたいですねぇ…
こんな誤解が生じてました。

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★ラグーナセカ決勝レース参戦にあたりダニ・ペドロサが『infiltración』したか否かについて質問したところ、リヴィオ・スッポ氏(ホンダ・チームマネージャー)は“YES”と答え、ラウル・ハラ氏(ペドロサ選手のアシスタント)は“NO”と答えた。

★結局、ペドロサ選手は臀部に鎮痛剤の注射はしているが、神経ブロック注射(infiltración)はしていなかったので、両氏とも真実を語っていた事になる(スッポ氏の方は『infiltración』=鎮痛剤の注射と認識していた模様)。
(Source:2013年07月24日 Motocuatro.com記事より抜粋)

ちなみにですね…
ロレンソ選手が走行テストの際に、
今は痛み止めを使ってません。予選と決勝レースで使う予定です。」と言ってた時の『痛み止め』が、この『神経ブロック注射(infiltración)』なんですよ。
そう言えば…「決勝レース中盤から、めまいがして…」って言ってましたね。



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