『中本修平:ストーナーとマルケス?この2人を仕切るのはキツイでしょうね』
★シュウヘイ・ナカモト氏(ホンダHRC副社長)が『La Gazzetta dello Sport』紙に次のように話した。
「ホンダとヤマハのレベルは、昨年のそれと似たようなものだと思いますよ…どちらか一方に多少有利なコースがいくつかあってね。ここまでのうちの4戦は、ミスやらペドロサ不在の影響を受けていたが…でも、まだ戦闘力は高いですからね。」
【マルク・マルケスとケーシー・ストーナーを比較すると?】
「違いますね。ケーシーからは本当に多くを与えてもらった…ただし、ああ言う人柄なんでコミュニケーションを取るのは実に難しいんですがね。でも、非常に正直ですよ…私はけっこう好きですけどね。常に向かっていくタイプで…たとえ100%の状態じゃなくてもね。マルクは、ライディングスタイルやメンタリティは似てますね…アルゼンチン戦では、まさに優勝しようとしたからこそ転倒したんです…万全の状態ではなかったにもかかわらずね。」
【2016年のストーナー復帰が、よく話題にされているが…】
「パフォーマンス的には、(マルケスとストーナーの組み合わせは)完璧なチームでしょうね…ただ、あの2人を仕切るのは難しいでしょう。ちょっとマクラーレン・ホンダ時代のセナとプロストみたいな感じですよね。」
【ヴァレンティーノ・ロッシが総合首位に返り咲いたが…】
「あそこまで戦闘力が戻るとは思ってませんでしたね。これまで9回タイトルを取ってきて…それだけ勝ってたら、そうそう変わることなんてできないもんでしょ。負けてれば、戦い続けられるものだが、これだけ勝ってたら、自分のスタイルやアプローチ、チーフメカニックを変えようなんて思わないものでね。少なくとも『常人』ならばそうでしょう…でも、彼は成し遂げた。凄いもんですよ。」
【今年はドゥカティも戦闘力を取り戻しているが…】
「驚いてませんよ…去年から成長してましたからね。傍目には、エンジンはかなり小ぶりになったようで…フレームの方はホンダのみたいですね。」
【ドゥカティがレギュレーションで優遇措置を受けてることに関しては?】
「ライバルが増えて嬉しいですよ…スズキも戻ってきましたしね。個人的には、ドヴィツィオーゾのことが嬉しいですね…決して諦めないタイプのライダーですよ。」
(2015年05月13日『Omnicorse.it』記事参照)
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フランスGP 楽しみっす(^_^)v