『ヴィニャーレス:弱点を改善するのではなく、強みをもっと活かしていかないと』
★10月18日(日)、アラゴンGP決勝戦でマーヴェリック・ヴィニャーレス(ヤマハファクトリー)が4位だった。
★ヴィニャーレス選手はグリッド2位スタートから第7ラップまで首位を維持したものの、その後、徐々に順位を落とした。
★総合順位は以下のようになった。
首位ミール(121ポイント)
2位クアルタラロー(115ポイント)
3位ヴィニャーレス(109ポイント)
4位ドヴィツィオーゾ(106ポイント)
5位ナカガミ(92ポイント)
★ヴィニャーレス選手のコメント。
【今回は満足そうで…】
「特に好スタートが切れましたからね(冗)。ここは第1コーナーがけっこう近いんで、電制システム(ランチコントロール)を使ったんですよ。」
【第7ラップまで首位を維持したが…】
「クアルタラローがすぐ後ろを走っているうちは、こっちも上手くコントロールできてたんですが…リンスにオーバーテイクをかけられた時は、もうどうにもできませんでした。
今日は最大限のポイントを獲得できました。スズキとホンダのマシンの方がグリップがありましたからね。
今も言ったように、今回は好スタートが切れ、第1ラップも好調だったんですが、4〜5周後にはリズムを維持できなくなってしまって。タイヤの消耗が酷かったんですよ。左側が特に酷かったですね。」
【コンストラクターズ部門ではいまはヤマハがダントツ首位だが、ライダー部門は、現在、首位がミール選手でクアルタラロー選手と6ポイント差、ヴィニャーレス選手とは12ポイント差だが…】
「アラゴンと、それからヴァレンシアはヤマハ向きのトラックなんですよね。
うちは弱点を改善しようと何かする度に、良いレースができなくなってしまうんですよ。強みの方を伸ばしていかないと…ホンダのアレックス・マルケスやナカガミも追い上げて来ているのだから。あっちは改善してきてるんですからね。」
Vinales: "Yamaha deve lavorare sui nostri pregi non sui difetti": "Ogni volta che proviamo a migliorare i nostri punti deboli non facciamo belle gare. Dobbiamo migliorare i punti di forza, la velocità in ingresso curva. Ad Aragon un calo di gomme troppo… https://t.co/h4OVkRsMJg pic.twitter.com/n0xG3hhAWE
— gpone.com (@gponedotcom) October 18, 2020
(参照サイト:『Gpone』)
ヴィニャーレス選手が運スタート時に電動システムを使用せず、失笑されてしまった話は、note『ル・マンGPまとめ』でどうぞ!
言うてYAMAHAと同じくどのメーカーも投入してたサスを新しくしてなかった勢(カルが入れてたからしてるかと思ってました)の中上君も頑張ってましたからな。
今回はいいスタートも切れたし、このままビニャーレスパターンかと思いましたが、早々に捕まってしまいましたねぇ。
そのあとズルズルと下がってしまうかと思われましたが、何とか踏ん張って4位フィニッシュ。
一度離されたミルに対して最後は約コンマ2秒差まで迫ったのですから、本人も次戦に向けて前向きなんでしょうね。
ビニャの口から中上くんを警戒するコメントが出たのは正直嬉しい。
第1コーナーまでの距離と電制関係あるのかな?
前回のスタートはビニャの独断で、チームから怒られたんじゃないのかしら。
総合順位でトップは入れ替わったけどポイント差は縮まったから、ヤマハの長所を活かして次戦はぜひ優勝を!
せめて、ミルとクアルタラロ、ドヴィの前でチェッカー受けて表彰台…。
そうなると、さらにチャンピオン争いは面白くなる。