MotoGP

ブラッド・ビンダー『KTMはモトGPタイトルが取れると思う!』

『ビンダー:KTMはモトGPタイトルが取れると思う!』

★2月12日、KTMファクトリーおよびテック3が2021年のチームプレゼンテーションを行った。

★ブラッド・ビンダー(KTMファクトリー)が次のように話した。

【昨年はルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得していたが、今年は?】
「去年はルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得が目標だったんですが、でも、去年はうちの期待以上の出来になってくれたと思います。
とにかく、今、言えるのは、今年はもっと好結果を出していきたいと言うことですね。」

【昨シーズンを振り返ると、どの辺が良かったと思う?改善したい箇所は?】
「去年は多くのものを得たと思うんです…好リザルトも何回か取れたし、特にモトGP初優勝とかね。あれはKTMのモトGP初優勝でもあったし。でも、もっと好結果が出せるようなパフォーマンスだったGPも、たくさんあったんで。けっこうミスしまくってしまったし、せっかくのチャンスを逃してしまったことも何度もあったし。それで、ちょっとストレスだったんですが、ぜひ今年はその辺をなんとかしていきたいです。
その辺が上手くいけば、良い仕事ができそうなスピードとリズムはありますからね。」

【モトGPルーキーとして、マシンの馬力やスピードはどうだった?】
「モトGP機に初めて乗った時の感触は信じられないようなものでした。ライダー人生において、ずっと取り組んできたことなのに…最初の数周に関しては、もう、言葉を失いましたね。
ただただ、マシンが凄まじいんですよ。加速の仕方とかウィリーとか、馬力に関してはまさしく狂気の沙汰って感じだし、マシンの止まり方も凄いんです。常軌を逸したようなことが山盛りで、慣れるのには時間がかかりますね。
こうして何ヶ月もモトGP機から離れていたら、久しぶりに乗った時のアドレナリンが物凄いでしょうね。楽しみですよ。」

【去年は大きな進歩を遂げたから、今年も同じように進むのは難しい?】
「確かに、改善の余地はちょっと小さくなってしまったけど…。去年はシーズン中盤ぐらいに調子が落ちてしまったけど、全体的にはコンスタントに伸びていけたんですよね。リザルト的に伸びていくだけじゃなく、各レースや各セッションの進め方なんかでも成長できているような感じでした。
オフシーズンのように、ちょっと時間に余裕がある時の方が、いつも伸びていけるんですが…今シーズンに向けても、そうだと良いんですけどね。2021年は絶対にビッグシーズンになると思ってるんですよ。」

【今シーズン、ビンダー選手にとって初めてのサーキットでのGP開催があるが…速攻で速い走りができそうなぐらいの経験は積めた?】
「新たな挑戦だし、モトGP機での初サーキットについては超絶ワクワクしてます。
僕にとって一番のことは、今、僕が使えるものについてきちんと把握できていると言うこと、そして、このマシンの操縦を本当に良く理解できるていると言うことなんです。
初めてのサーキットに行くのも、それほど厄介なことではないでしょう。2020年だって、モトGP機での初トラックでも大丈夫だった所はあるのだから。」

【昨年のブルノ優勝は遠い夢物語のよう?】
「いまだにクレイジーな感じはします。あの時も、なにが起きたかをきちんと理解するのに、2週間ぐらいかかったんですよ。
あと、最近、気づいたんですが…特に、12月に南アフリカの自宅に戻って気づいたんですが、あの優勝を物凄く大勢の人が高く評価してくれてるんですよね。ちょっと信じられないぐらいで。
でも、僕にとってあれはもう過去の話だし、今後もああ言うことが何度もあって欲しいと思ってます。」

【ビンダー選手の活躍が祖国の南アフリカにとっても重要なことだと思う?】
「本当に、そう思います。帰省する度に、モトGPファンが増えているような印象なんですよ。
南アフリカでもモトGP人気が高まってきているんで、モトGPにとっても良いことだと思ってます。」

【KTM機とビンダー選手のコンビネーションは、どんな感じ?】
「今は、物凄く戦闘力の高いパッケージだと思ってます。昨シーズンについて言えば、うちは良い形でスタートできていたし、正しい方向に向かって一歩ずつ作業を進めることができました。進むべき次のステップに、きちんと進んでいけるような状態だったんです。現在も正しい方向に進んでいるし、今年、またモトGP機に乗れるのが超楽しみなんですよ。自分の実力を発揮するための貴重なチャンスが、僕にはあるんですから。」

【冬季間中、心身面ではどのように改善していきたい?】
「まず、昨シーズンに学んだことの全てをきちんと消化したいです。連戦が多かったから、起きたことの1つ1つをきちんと反芻する時間がなかったんですよ。この数ヶ月間、時間の余裕があったから、どこを改善すべきか自分の中ではっきりしました。
まず、ミスを減らすことが第一目標ですね。もう少し自分のことを信頼するようにして、あまり心配しすぎないようにね。そして、今シーズンを良いものにするには…好リザルトを出すには、自分にできる努力をするだけで充分なんだとと言うことを信じなければ。」

【マシンの方は、どの辺を改善すべき?】
「ベースを改善すべきじゃなかと思ってます。各トラックに合わせていけるよう、もっと速く走れるようにしないと。
去年、同じトラックでの2戦目は戦闘力が上がってたんですよ…マシンの調整が良くなるわけだから。そう言う意味では、うちにとって同じトラックでの2連戦はポジティブなものだったんですよね。でも、ライダーとしては、従来のシーズンの方が好きです。」

【ダニーロ・ペトルッチはマシンをさらに改善させていけると思う?】
「ダニーロがKTM機に乗って、なんてコメントするのか興味津々なんですよ。経験豊富ですからね。きっと、貴重な情報をもたらしてくれるでしょう。」

【最終的に、KTMはモトGPタイトルが取れると思う?】
「KTMパッケージの戦闘力が高いことは確かだし、今年はさらに改善していけると思ってます。
そうですね…KTMはタイトルが取れるでしょう。ただ、とにかく一歩ずつ様子を見ていかないと。」

(参照サイト:『Moto.it』)

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