MotoGP

中上貴晶『今年でモトGP5年目なんで、精神力を高めて戦闘力を上げていかないと』

『ナカガミ:今年でモトGP5年目なんで、精神力を高めて戦闘力を上げていかないと』

★2月9日、ホンダLCRが2022年に向け、チーム・プレゼンテーションを行った。

★タカアキ・ナカガミのスポンサーは『Idemitsu』、アレックス・マルケスは『Castrol』であるため、それぞれ2通りのプレゼンテーションが行われた。

★ナカガミ選手のコメント。

【2022年はどんな感じでスタートしたの?】
「なかなか良い感じですよ。セパンテスト初日は厳しかったけど…2ヶ月ぶりのモトGP機でしたからねぇ。でも、その後、走りやすくなってきて、新ホンダ機のことも掴めてきてます。
(新マシンは)ポテンシャルがかなり高く、いまだ限界点が見えてこないんですよ。まぁ、完全に新しいのだから当然なんですが、あのポテンシャルをどう活用するか読み解いていかないと。
僕もマルク(マルケス)も、ポル(エスパルガロ)やアレックス(マルケス)も、テスト2日目には色々なものを試し、僕はかなり良い感じだったんで、けっこう満足しています。
インドネシアテストで続きの作業をするのが楽しみだし、カタール開幕戦に向けてかなり重要な3日間になると思っています。」

【これまでのホンダ機は扱いづらく、転倒が多発していたが、新ホンダ機は安全なマシンになった?】
「(笑)去年のマシンの一番大きな問題点は、リアのグリップ不足だったんですよ。シーズン中、なんとか解決しようと色々試してみたんですが、無理だったんですよね。
新ホンダ機はリアのグリップが高くなっていて、今までとは異なるフィロソフィーのマシンなんですが、それによりフロント側が軽くなっていて…今までより曲げづらく、感触が掴みづらくなったんですよ。
(昨年11月の)ヘレステストでも今回のセパンテストでも、荷重バランスに手をいれていて…フロント側に荷重をかけるようにしてます。2日目には改善されたような感じで、リアのグリップを落とさずにフロントの感触を高めることができました。」

【打倒ドゥカティを目指し、ホンダは正しい方向にかじを切った感じ?】
「そう思います。大きな変更を加え、大きく前進していますよ。
今年、ドゥカティ機は8台参戦するから、かなり厳しいでしょう…凄まじいトップスピードと加速で、エアロダイナミクスも進化しているし。
とにかく、ドゥカティ機の前には出た方が良いんですからね。去年、ドゥカティ機の後ろに付いてしまうと大変だったんですよ…(こっちの)エアロダイナミクスが影響を受けてしまい、手応えが変わってしまうんです。
今シーズン、ホンダはチャンピオンシップで戦っていけるよう、ドゥカティやヤマハ打倒に向けて一歩もニ歩も前進したと思います。」

【今年のナカガミ選手自身は、どんな感じ?】
「僕にとって、重要なシーズンになるでしょうね。僕も含め、ほとんどの選手が今年末に契約切れになるから…開幕戦を上手くスタートさせ、序盤6戦で上位争いをしていけるかどうかが鍵になるだろうし、2勝あげられたら最高なんですけどね。
今年でモトGP参戦5年目なんで、経験もかなり積んできているし、すべてをまとめ上げ、自分の精神力を高めて戦闘力を上げていかないと。
それだけですね。マシンのポテンシャルは高いのだし、僕は最大プッシュしていかないとなりません。」

【ホンダ残留が目標なの?】
「このままホンダファミリーでやって行きたいし、LCRチーム残留を希望しています。チームやルーチョ(チームマネージャー)のことは本当に信頼しているし、ネガティブな点なんて全然ないですからね。
でも、残留したいのならば、自分の戦闘力を上げていかないと。だから、今年は僕にとって、重要なシーズンなんです。」

【優勝や表彰台獲得を狙うには、あと何が足りないと思う?】
「一昨年も去年も獲得のチャンスはあったのに、あいにく、それが叶わず…僕がミスをし、転倒してしまって。
今年は、まず、トップグループで走れる速さを証明し、そして、表彰台争いができるってところを見せていかないと。
この2年間、僕はミスをしてしまっていたんで、そこから学習し、もうミスは犯さず…特に、年間21戦あることを念頭に入れ、シーズンを通して高い戦闘力を維持していかなければなりません。」


(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Corse di moto

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POSTED COMMENT

  1. スペンサーレプリカ より:

    正念場ですね。頑張って!

  2. すぱおー より:

    まだテストですがmoto2moto3の日本人ライダー達の調子が非常に良いですからね。背水の陣と思って頑張ってほしいですね

  3. maxtu より:

    マシンの性能よりも精神力!

  4. しゃぶ太郎 より:

    序盤で成績を残さなければ、年齢的にも早々にシートを奪われかねない背水の陣。プレッシャーをなんとか良い方向に活かしてもらいたいです

  5. POP84] より:

    去年だかにマルケスのデーターを参考にフロントに負荷をかける走りを取り入れとか見た記憶がありますが、
    今年のマシンはフロントが滑る仕様とマルケスも言ってましたし、そこの所がまた今年の車両の走り方に戸惑いがとならなければ良いのですが・・・

  6. バリー#7 より:

    ホンダのマシンが曲がらないのは伝統だな
    岡田忠之も丸太ん棒に跨ってるみたいって言ってた

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