『スッポ:中上ミスをレース・インシデント扱いにするのは許容不可能』
★6月5日(日)、カタルーニャGP モトGPクラス決勝戦でアレックス・リンス(スズキファクトリー)が転倒リタイアした。
★第1ラップ第1コーナーでタカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)がブレーキングで無理をし、フロントが切れ込み、同選手のヘルメットがフランチェスコ・バニャイアの後輪に命中、その直後、ホンダ機がリンス選手に接触した。
★スチュワード(審判団)およびレースディレクションは同件について、ナカガミ選手を処罰なしと判断した。
★スズキのリヴィオ・スッポ氏(チームマネージャー)のコメント。
「タカ(ナカガミ)については無事を祈るが…今回の一件を通常の『レース・インシデント』とみなし、処罰なしとするのは許容しかねますね。
タカのブレーキングは明らかに遅すぎで、チームにデータ開示を求めればすぐに分かることでしょう。
選手の安全を守ろうと言う気持ちがあるのならば、レースディレクションは開示を要請すべきでしょうね。」
【これまでも同様の事故が起きていたが…】
「ここでは苦い思い出があって…2006年にジベルナウとカピロッシが酷い事故を起こしてるんですよね。
だからこそ、集団戦での転倒がどれだけ危険か、よく分かってるんですよ。大ケガになりかねないんですから。」
【今回の転倒事故については?】
「タカは好スタートを切り…右側にいましたね。その後、しっかりと左側に横切って行き…その時点で、既にポル・エスパルガロと衝突しそうになってるんですよ。
左右に行き来するだけでも既に限界ぎりぎりなうえ、他の選手らがコーナーにマシンを入れようとしている地点でブレーキをかけたわけでしょ。当然、止められるわけがないんですよ。
ただのレースインシデント扱いにするには、重大すぎるでしょうね。」
【では、どうすべきだと…?】
「異議申し立てを出したんですが…もう『あれはレースインシデントだから』と言う回答が来てるんですよ。
私としては、許容しかねますけどね。」
(参照サイト:『Gpone』)
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とにかくリプレイを見るのも怖い極めて危険なクラッシュだったと思います。
ブリーフィングでターン1は2006年、ターン10はイアンノーネとロレンソの事例を出して危険因子を共有すると思うのだけどどうなんだろうか。多重クラッシュ後、審議は早い、中上は病院行き、リンスとバニャイアの状況は見えずステータスに後手後手感がある。 どれだけ心配したことか…
確かに速攻で却下された感がある ちゃんとやってんのかと疑いの念を持つのは当然。 多種多様な人材から意見を交換するのが健全だと思うのたけれど。それに怪我を負って病院送で痛い思いをしてるのに、何もヒアリングされずデータも解析されず炎上して、中上は言いたいことがあるだろうに 一方的なソースを出してたら、本当にアンフェアなことになるよ。
当事者達は色々言って良いとは思いますがデータも出てないので感情に任せて何言っても良いは避けたいですね。スズキの時もですが最近暴走してる方が多い感じです。
>スズキの時もですが最近暴走してる方が多い感じです。
ほんとそうね…
ちょっとうんざりしちゃう