『ドメニカーリ:他メーカーはまず批判し、それから真似し始める』
★7月22〜24日、ドゥカティの恒例イベント『World Ducati Week』がミザノサーキットで開催された際、クラウディオ・ドメニカーリ氏(ドゥカティCEO)が次のように話した。
【パドックを見渡すと、ドゥカティワールドがどんどん浸透していってるような印象だが…】
「色々な機種が勢揃いし、私も驚いてるんですよ。まぁ、3年ぶりの開催と言うせいもあるのかもしれませんけどね。とにかく、新旧とりまぜ、あらゆる機種が揃いましたね。
これまではやや年季の入ったマシンが多かったようだが、今年は新車が実に多いんですよ。おそらく、ここ数年、うちが製造してきたマシンの魅力でもって、以前は『ドゥカティは乗りづらいスポーツバイクだから』と思って他のメーカーを選んでいた顧客を引き寄せたんでしょうね。
実に喜ばしいことですよ。現在、うちは『ムルティストラーダV4』などの乗りやすいものも作っているし、『パニガーレ』も作ってますからね。」
【ところで、最近、モトGP機における改良に制限をかけるべきと言う声が、他メーカーから上がっているが…】
「確かに、そう言う声は出てますね。まぁ、うちとしては、ちょっとうんざりしてるんですよ。
当然のことながら、マシン改良に大きく焦点を当て、そのためにレースに参戦しているメーカーならば、そうした改良を市販機に汎用するわけでしょう…ウィングを搭載させたりとかね。そうすると、ウィングを付けてないメーカーはすぐに禁止しようとするんですよ。ところが、その後、自分達も上手く使いこなせそうな方法が見つかると、真似し始めるわけでね。
ホールショットデバイス然り、スプーン(タイヤ冷却装置)然りですよ。まずは批判し、それから自分達も使い出すわけでね。
まぁ、ライバルメーカーにとって、イメージ的にはベストな状況ではないでしょうね。常に後追いしているんだから。レースに出るってことは、どこのメーカーもブランドイメージのためなんですからね。
他のメーカーだって、何かしら作り出せるだろうにねぇ。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Youtube)
アプリリアとドゥカティなら、どちらのマシンを選ぶ?って話は、note『2022 オランダGPまとめ』でどうぞ!
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ウィングもホールショットデバイスもスプーンも公道を走る市販車には特に必要ないと、個人的には思います。
ウィングもスプーンも元を辿ればヤマハが採用してましたよね。上手く活用できてはいませんでしたが。
日本メーカーが開発したECUは禁止になりましたね。
真の自由競争をお望みなら共通ECUも廃止しますが
宜しいですね?
おいECU開発はなんでその論拠の対象外なんだよ
よく言えるな。他人が開発したら文句行って自分達のは禁止させないために動いてるのに
あれ?ツインスパーは?
KTMと同じでトラスフレームの方がフレーム剛性の強弱がし易いって思想じゃなかったでしたっけ??
皆さんECUは自社製の方が優秀であることが前提で話しているけれど実際はどうなんでしょうかね。
自由にECUの開発ができるSBKのヤマハ機のECUはMotoGPのソレに比べて細かい制御はしていないとの事ですが・・・
ドルナCEOのカルメロ・エスペラータさんがインタビューで
モトGPの競技性を高めるための共通ECU導入にホンダとヤマハが同意してくれた事は感謝してもしきれないって言ってますね。
SBKのYZF-R1用ECUが現行モトGPの共通ECUと比べてどうなのかは寡聞にして存じませんが。
共通ECUが導入された当初、ドゥカやホンダはマレリ社からエンジニアを引っ張ってきて開発を進めてました。一方ヤマハは完全に出遅れ、ライダーから不満が出てましたね。やはり自社開発の方がマシンを制御しやすいのでしょう。
イタリアは国自体が落ち込みはじめてデフォルトがどうとか金融危機がなんやらと今後言われる状態だから自分達のプライドを守るため こういう強気発言に終始してしまうのでしょうから温かい目で見守ってあげましょう
欧州はこれからもがきくるしみだします
ホンダは初期に勝ちまくったためレギュレーションでV5を事実上封じられ、最大の飛び道具オーバルピストンも禁止されている。更に共通ECU… こんな扱いをされてもGPに参戦し続けている。よく我慢していると思うよ。主催者に守られているのを忘れるなよと言ってやりたい。