MotoGP

マヌエル・カゾー、ドゥカティを語る『ロッシ、ストーナー、マシンについて』

『カゾー、ドゥカティを語る:ロッシ、ストーナー、マシンについて』

★2023年よりマーヴェリック・ヴィニャーレス(28才、アプリリアファクトリー)のチーフメカニックは、マヌエル・カゾー氏(アルゼンチン出身)となった。

★カゾー氏は2015〜2016年までスズキファクトリーチームでヴィニャーレス選手を担当し、2017年からは同チームでアレックス・リンスを担当していた。

★カゾー氏が5月末、スペインのマヌエル・ペシーノ記者によるインタビューで次のように話した。

【貴方は世界選手権に入った際、ドゥカティで働いていたが…】
「電制システムのコントロールにおいては、ドゥカティは先駆者でしょうね…当時からレベルが高かったんで。2015年当時のスズキと比べても、そんな感じでした。」

【最近のモトGPの電制システムは、どんな感じ?】
「マシン上で電制システムがやれることは、それほど進化してませんね。ただ、データ分析やセンサー関連に関しての開発は爆発的に進みました…おかげでマシンを進化させられるんですよ。」

【貴方はドゥカティ2年目の際、ケーシー・ストーナーを間近で見ていたわけだが…】
「ドゥカティはストーナーに望みをかけてたんですよ…ポテンシャルが高いことは分かってたんで。ただ、まさか2007年にタイトル獲得が叶うとは、誰も思ってなかったですね。」

【勝因はなんだったの?】
「限界点を探り出すと言うことにおいて、とにかく、驚異的な感覚のライダーなんですよ…かなり遅めのブレーキングから速攻で加速していくんですよね。
ほとんど転倒しにいってるような感じで…あとちょっとで転倒と言う瞬間に、アクセルを開いてマシンを起こすんです。あんなことが出来る選手はわずかでしょうね。」

【ドゥカティ時代のヴァレンティーノ・ロッシについては?】
「(苦戦していたのは)ロッシのせいではないですね…一朝一夕で読み解けるようなマシンじゃないんですから。乗り心地の悪いマシンに遭遇してしまったんですよ。
間違いだったのは、すべてを変えようとしたことですね。
ロッシがドゥカティに加入し、マシンは完全に変えられることとなったんですが…通常、短期間であそこまで変えてしまうのはねぇ…。
ロッシ時代に好リザルトが出ず、私もかなり辛かったですよ。」

(参照サイト:『Corse di moto』)

アプリリアはKTM機と比較検証すべきって話は、note『2023 フランスGPまとめ』でどうぞ!

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