MotoGP

モトGP転倒記録:2023年シーズン前半

『モトGP転倒記録:2023年シーズン前半』

★2023年よりモトGPクラスにスプリント(短距離レース)が導入され、それに伴い、進行形式が大きく変わった。
これによりマシン調整の時間が短縮されたため転倒が多発し、シーズン前半の8GPが終わった現在、13名の選手がケガを負い、手術や静養を要している。

★8GPにおける転倒回数の合計はモトGPクラスが166回、モト2クラスが124回、モト3クラスが126回。
モトGPクラスに関しては、1GPで平均20.75回の転倒が発生している。つまり、1日約7回発生している。

★なお、2022年の全20GPにおける転倒回数は、以下のとおり。
モトGPクラス:335回(※1GPにつき平均16.7回)
モト2クラス:428回(※1GPにつき平均21.4回)
モト3クラス:343回(※1GPにつき平均17.5回)

★2023年シーズン前半における、各モトGP選手の転倒回数は以下のとおり。

マルク・マルケス(ホンダファクトリー):14回
※ケガにより3GP欠場(アルゼンチン/アメリカズ/スペイン)。また、2GPで日曜決勝を棄権(ドイツ/オランダ)。

ジョアン・ミール(ホンダファクトリー):12回
※ケガにより3GP欠場(イタリア/ドイツ/オランダ)、1GPで日曜決勝を棄権(アルゼンチン)。

アレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ):12回

アウグスト・フェルナンデス(GASGASテック3):11回
※日曜決勝では転倒していない。

ジャック・ミラー(KTMファクトリー):10回

アレイシ・エスパルガロ(アプリリアファクトリー):9回

ミゲル・オリヴェイラ(アプリリアRNF):8回
※2回はもらい事故による転倒で、2GPを欠場した(アルゼンチン/フランス)。

マルコ・ベッツェッキ(ドゥカティVR46):7回

ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティグレジーニ):7回

ルーカ・マリーニ(ドゥカティVR46):7回

ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック):7回

ブラッド・ビンダー(KTMファクトリー):6回

ラウル・フェルナンデス(アプリリアRNF):6回

ヨハン・ザルコ(ドゥカティプラマック):6回

エネア・バスティニーニ(ドゥカティファクトリー):5回
※ポルトガル開幕戦スプリント中に転倒し、日曜決勝を棄権。その後の4GPを欠場(アルゼンチン/アメリカズ/スペイン/フランス)。

フランコ・モルビデッリ(ヤマハファクトリー):5回

タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR):5回

ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー):5回

アレックス・リンス(ホンダLCR):5回
※ケガにより1GPで日曜決勝棄権、2GP欠場(ドイツ/オランダ)。また、負傷選手の中では重傷(※腓骨・脛骨の骨折)。

マーヴェリック・ヴィニャーレス(アプリリアファクトリー):5回

フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー):4回
※回数は少ないが、日曜決勝で3回転倒している(アルゼンチン/アメリカズ/フランス)。

ポル・エスパルガロ(GASGASテック3):2回
※ポルトガル開幕戦FPセッション中に転倒し、その後の7GPを欠場。もっとも重傷で、顎と脊椎、頚椎を骨折。

(参照サイト:『Moto.it』)

マルケス転倒多発…なにが問題なのか?…って話は、note『2023 ドイツGPまとめ』でどうぞ!

POSTED COMMENT

  1. フィリップアリアンドのカモメ より:

    なんかLCRの二人はルーチョさんに気を使ってる感もあるな・・・。

  2. チャオ より:

    まあ転倒リスクからの怪我人続出する事はスプリント導入で予想は
    していたが、現実これだけ多いのを目の当たりにすると酷い状況に
    MotoGPは直面したなと。マシンには更にエアロガジェットが突起し
    今後、シリアスで目を覆いたくなる様なクラッシュにならない事だけ
    を祈るしかない。類稀な才能を持ったGPライダー達が苦しむ姿を
    見るのは忍びない。

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