『アコスタ:集団に埋もれてしまうより、トップ陣と10周回走る方が良い』
★3月8〜10日、モトGP開幕戦となるカタールGPが行われた。
★ペドロ・アコスタ(GASGASテック3)が、日曜決勝で9位だった。
土曜スプリントは8位で、現在、総合9位である。
★アコスタ選手(19才)は2021年にモト3デビューし、同年にモト3タイトルを、2023年にモト2タイトルを獲得して、今年、モトGP昇格した。
★アコスタ選手のコメント。
【初めてのモトGP決勝戦については?】
「ずっと10位ぐらいを走り続けるより、10周だけでもトップ陣と一緒に走って、彼らと同じリズムを維持しながら限界ギリギリの走りを間近で見る方が…あんな走りをするには、どんな操縦をしているのかを見る方が良いですよね。」
【タイヤマネージメントを気にせず、結局、最後はタレてしまったが…】
「グリップを使い切り、終盤はコーナーの度に滑りまくってたけど…タイヤのことを気にするより、トップ陣と勝負することでより経験を積むことができました。
リアタイヤについては失敗してしまったけど、それもOKですよ…次のポルティマオでは、経験も情報も増えてるんだから。
ビデオを見直したら、第10コーナーでは煙が上がっていて…つまり、タイヤは本当に逝ってしまってたんですよねぇ。」
【レース中、左腕の動きが変だったのは休ませるためだったの?】
「確かに、左腕に力が入らなくなってしまってたんですが…実はレース用にリアの下降デバイスを新しくしてもらったんですよ。
そうしたら、直線コースでロックを外すのが大変になってしまって。だから、腕力不足で引き離されたわけではないんです。
僕は手があまり大きくないんで、ロックを外そうにも指が届かなくって…それで、腕が変な動きをしてるように見えたのでしょう。」
【極端なライン取りをしていたようだが…】
「そうですね…でも、おかげで第9コーナーでは、過剰にスライディングしないで済みました。
あと、そう言う走り方なら、抜かれにくいと思ったんです。そう言う勝負の仕方にしてみたんですよ…やっぱり、マルク・マルケスに喰い付かれた状態で走るのは大変なんで。」
【レース中盤では、そのマルケス選手を抜いていたが…】
「実のところ、なにか考えてる余裕なんてなくて…ひたすら操縦してました。
あのメンバーと一緒に走るのって、ちょうどヴァレンティーノ・ロッシの『ランチ(私設トレーニングコース)』でレースをやってるような感じで…周りはチャンピオンライダーだらけなんですから。
初めての時は、やっぱり、ちょっとはプレッシャーを感じてしまいますよね。」
(参照サイト:『Motosprint』)
ルーキーとしてある意味完璧なデビューだったと思います。もう期待しかないですね。あの勢いでマルティンとバチバチにやり合う姿を早く見たいです。
間違いなく日曜日の主役でしたね。ペッコには敵わなかったもののビンダーが結果を残しアコスタが注目をさらいKTMはホクホクのニコニコでしょう。
観てる方からしたら間違いなくライダーオブザデイ。ただ本人はもっと悔しがると思いきやめっちゃ楽しんでますね。素晴らしい胆力。
改めてKTMのポテンシャルの高さも示してくれたねぇ
ペドロサも安心して開発に集中できるのでは?
他ライダーと違うライン取りは興味深かったし、身のこなしが柔らかい
次世代ライダーの幕開けをしかと拝んだよ
ワークス待遇といえど、やはりKTMとGASGASでは違うマシンって感じですね…
ラスト6周くらいからタイヤ終わってズルズル下がっていきましたが、序盤に6台抜いて上がってきたのにはビックリでしたね…
日本メーカーのワークスライダーも文句を言わずに、ペドロ氏のスピリットを思い出してもらいたいものです。
「KTM Ajoに居たからチャンピオンになれたんだ
今までのKTM昇格組と同じく全く期待できない」
という旨の逆張りコメントをしていた人が居ましたが
すっかり自分の言ったことを忘れて手のひらを返したようです(笑)
10代の史上最年少優勝に期待がかかるね そういう意味では、アルゼンチンのキャンセルは勿体ない。