『ヴィエルジェ:ホンダ機の問題点は去年より酷くなってる…』
★3月22〜24日、バルセロナサーキットでスーパーバイク世界選手権(SBK)の第2ラウンドが行われた。
★シャヴィ・ヴィエルジェ(ホンダ、26才)が、予選19位、レース1は14位、スーパーポールレースで15位、レース2で14位だった。現在、総合15位(13ポイント)。
★チームメイトのイケル・レクオナ(24才)は、予選18位、レース1は13位、スーパーポールレースで21位、レース2はリタイアした。現在、総合18位(3ポイント)。
★両選手はオーストラリア開幕戦も苦戦していた。
★コンストラクター部門の総合順位は以下のとおり。
首位ドゥカティ(105ポイント)
2位BMW(79ポイント)
3位カワサキ(75ポイント)
4位ヤマハ(57ポイント)
5位ホンダ(14ポイント)
★ヴィエルジェ選手がレース2終了後、次のように話した。
【今回のカタルーニャラウンドについては?】
「今週末の僕らについては、本当にがっかりしています。本来ならば、僕ら向けのトラックの1つだったのに…大苦戦したんですから。
諸々をじっくり分析してみなければ…一番大きな問題点が解決できるよう、絶対に何か方法を見つけ出す必要があるんです。
アクセルを開いた途端、マシンは大きくスリップしてしまうんです…アクセルの開き方は全然関係なくて、がっつり開こうがちょっと開こうが同じ結果なんですよ。
つまり、うちは失速するだけじゃなく、タイヤも痛めてしまうってことなんです…適切な使い方をしてないわけですからね。」
【ホンダ機は良い面もあるのでしょ?】
「ブレーキングやコーナー進入でのマシンのフィーリングや、アクセルを開かずにコーナーに進入していく時なんかは凄く良いです。
でも、アクセルを開いた途端、終わってしまうんですよ。それは明白で…去年と同じ、いや、去年より悪くなってるんです。
だから、今後の方向性をきちんと探って、できるだけ早くこの問題を解決しなければね。じゃないと、戦いようがないんだから。」
★レクオナ選手がレース2終了後、次のように話した。
【レース2はリタイアとなってしまい…】
「終わるのが早すぎですよね…第1コーナーでブラットリー・レイに追突され、2人一緒に転倒してしまったんで。
謝罪されたんで問題なしだし、どう見てもレースインシデントですからね。
ただ、やはり、想定外のことだったんで…右半身をかなり強打してしまいました。大丈夫なんですけどね…骨折はなかったんで。」
【レース2に向け、調子が上がっていたそうで…】
「ストレスですよねぇ…本当に。上手いこと作業してたんだから…電制システムを調整し、あと、レース2に向けて、スーパーポールレースではSCXタイヤを使ってみたりとかね。
マシンは合格レベルで仕上がってたし、トップ10争いが出来そうなペースも出せてたんで…それを披露することもできなかったんだから、残念ですよ。
チームやホンダHRCの全スタッフには感謝してます…こうして今も僕らのことを信じてくれて、賢明に作業してくれてるんですからね。」
『2024 カタルーニャ SBK レース2リザルト』
『2024 カタルーニャ SBK SPリザルト』
『2024 カタルーニャ SBK レース1リザルト』
『2024 カタルーニャ SBK 予選リザルト』
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
ヴィエルジェのコメント聞くと、なんかMotoGP側と同じ問題点を抱えて居そうな感が。