MotoGP

ヤマハ『なぜVR46をアパレル契約や育成プロジェクトから外したの?』メレガッリ

『メレガッリ:なぜVR46をアパレル契約や育成プロジェクトから外したの?』

★2024年にヤマハはテクニカルディレクターとしてマッシモ・バルトリーニを迎え入れ、2025年からはプライベートチームにプラマックが就く。
また、並列4気筒エンジンからV4エンジンへの変更を目指し、現在、作業が行われている。

★先日、ヤマハのマイオ・メレガッリ(チームマネージャー)が、伊サイト『Gpone』のインタビューで次のように話した。

[ 前編はこちら ]

【ヤマハモトGPにとって、看板とも言える並列4気筒エンジンを手放そうと言う決断には驚いた?】
「現在進行中の改革における、一つの象徴でしょうね…数年前ならば、ヤマハのテクニカルディレクターが日本人以外から選出されるなんて、想像もできないことでしたから。
私としては、B案を持つことにしたと受け止めています…ここ数年、一度もなかったことですからね。どんなパッケージならパフォーマンスを上げられるのか…我々はそう言うものを検証したいと思ってるんですよ。
エンジンの専門家から見れば、V4より並列4気筒の方がパフォーマンス的には上なんですよ。マフラーの長さのお陰です…吸い込みが良いんでね。
ただ、オートバイはエンジンだけじゃないから…V4エンジンは幅が狭いから、エアロダイナミクスの効果が上がるんですよ。
当初は様々な仮定が検討されたものの、(V4エンジン採用の)可能性を検討し始めた際、全員、ポジティブな意味で驚いてしまったんです。」

【新エンジンについて構想し始めたのは、いつ頃?】
「昨年の初め頃です。」

【だから、ファビオ・クアルタラローはヤマハ継続を決めたの?】
「まず第一に、我々はファビオに『売り込み』をしたわけではないですよ…単純に、現在、何を進めているかについて話しただけです。
そして、ファビオに色々と約束し、そのお陰で契約更改となったわけで…例えば、(新テクニカルディレクターの)バルトリーニや、プライベートチームの件などです。
厳しい状況にも関わらず、そうした諸々を乗り切ったわけで…ファビオもプラマックも、ヤマハを信用してくれたと言うことでしょうね。」

【バルトリーニ氏の加入により、ヤマハはどのぐらい変わったの?】
「パーセンテージで表すのは難しいんですが…とにかく、アプローチが変わりました。以前と比べ、ちょっと大胆になりましたね。
開発のためにレース本番も利用するようになり…ミスなどもあったが、以前、そう言うことはしなかったですからね。
以前、日本とヨーロッパのやり取りは一方通行だったんですが、現在は情報交換が継続的に行われています。担当者らのモチベーションも2倍になったと言え、現在は全員が同プロジェクトに参加していると実感してます。また、日本サイドにも、以前は見られなかった変化や自信が見られますね。」

【ヴァレンティーノ・ロッシのアパレル会社との契約を切り、若手育成プロジェクトもプラマックに委ねるようだが…それは、VR46チームとドゥカティの絆が強まったから?】
「こうなったと言うことです…ただ、アパレル関連は無関係ですよ。新規メーカーとの交渉は、かなり以前から始めていたので。
モト2チーム運営に関しては、当初はヤマハの一部門(※モトGPとは別部門)が担当していたのをVR46側に委託したんです。
ただ、この度、流れが変わりましたからね…モトGP部門が運営することになるので、プラマックに委託することとなったのです。」

[ 後編に続く ]

(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram

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