
『アルベジアーノ:マシン改善に向け、どの点に集中しているの?』
★2月5〜7日、セパンサーキットでモトGP公式テストが行われた。
★ホンダ選手の3日間総合順位は以下のとおり。
7位ヨハン・ザルコ(ホンダLCR、1’57.204)
8位ジョアン・ミール(ホンダファクトリー、1’57.279)
15位ルーカ・マリーニ(ホンダファクトリー、1’57.789)
19位ソムキャット・チャントラ(ホンダLCR、1’58.129)
★2025年1月1日からホンダのテクニカルディレクターは、ロマーノ・アルベジアーノ(元アプリリア、イタリア出身)が務めている。
★2月11日、ブリーラムでアルベジアーノ氏が次のように話した。
【ホンダ機の開発は、かなり複雑な挑戦なのでは…?】
「(ホンダに)入ったばかりですからねぇ…まだ1ヶ月ちょっとしか経ってないので、今はプロジェクトの長所短所を探ってるところです。技術的な面と言うことでしょうが…ただ、それだけではないでしょう。
マシン自体に関しては、現実的に見て、実に良いと言えるでしょう…確かに、埋めるべきギャップはありますけどね。ただ、念入りに手をかけられた、質の高いものですよ。
まぁ、質の高いプロジェクトではあるが、昨年のリザルトはそれに対応していない…と言うところでしょうか。プロジェクト自体の質の高さは、あのリザルト以上のものなのだから…改善を目指し、最適な形で全てをまとめ上げられるよう進めていく必要がありますね。」
【改善に向け、マシンのどのエリアに集中しているの?】
「選手陣の意見を聞く限り…特にセパンテスト後のミールの意見を聞く限り、現時点ではエンジンにかなりの制限があるようですね。
ドゥカティ機と比較検証したところ、直線コースで時速7kmの差があるんですよ…現在、1km埋めることができたのですが、あと6kmあるわけでね。こうした場合、あらゆる面に取り組んでいかなければならないんです。
直線コースでのスピードと言うのは、エンジンパフォーマンスの賜物なんですが…その前のコーナーでの立ち上がり方も、かなり影響してきますからね。
つまり、正確な問題点はどこなのかを、少し注視すべきなんです。もちろん、エンジンの改良作業が何点か予定されているので、それは進めていきますよ。そう言うのは、常に多いほど良いものですからね。
ただ、スピードと言うものがどのように構築されているのか…やはり、その点にも集中していくべきでしょう。
だから、マシンの曲がり方や初期段階に取得できるグリップに関する作業に集中していかないとね…それから、どのようにウィリーし、接地の際にどれほどのパワーが伝達されるか等もね。
もしかしたら、エンジンの性能限界が明らかになるかもしれないでしょう。とにかく、エンジンだけではなく、全てに取り組んでいく必要がありますね。」
[ 後半に続く ]
MotoGP 2025 : Aleix Espargaró et Romano Albesiano sont à pied d’œuvre pour redéfinir la Honda RC213Vhttps://t.co/78VF2w2CS3 pic.twitter.com/R97o1jz0XM
— Paddock-GP (@Paddock_GP) January 18, 2025
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
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最適な形で全てをまとめ上げられるよう進めていく必要がありますね。」
正に、ホンダの問題点はこう言う事だと思います。ですから答えも簡単に見つからずに多くの年月を費やし、テスターや選手の言葉で簡単に解決出来なかった。
それを私達にも分かり易く説明してくれるのはありがたいですね。