WSB『チーム・パタ:若手に照準を合わせてゆく』
芳賀紀行との関係を終え、若手に照準を合わせてゆくことにしたチーム・パタが選んだのがロレンツォ・ザネッティ。
同チームのマネージャーでありスナック菓子会社『PATA』の御曹司マルコ・ゴッビ氏が次のように話している。
「当社としてはずっと若手との出会いを欲していたんですが、まずはロレンツォ・ザネッティから始めて、それからスーパースポーツの方ではチーム・パタ・バイ・マルティーニ・コルセからダニ・ロンバルディを、そして、欧州スーパーストック600にはフランチェスコ・コッコらの選手を参戦させるつもりです。」
また、チーム・パタ代表でありあのチームDFXのオーナーでもあるダニエレ・カルリ氏が、スーパーバイク参戦にあたりマシンを変えることについて次のように説明している。
「ずっと私にとってはドゥカティがファミリーだったんです。マシンを使うにあたり特段の配慮をしてもらってきたわけなんで、これからは友達になるってことで…ね。」
600クラスに関してはヤマハのままでの参戦で、チーム・パタ・バイ・マルティーニ・コルセのスポーツ・ディレクターであるクラウディオ・クインタレッリ氏はこう話す。
「600のこともR60のことも信じてますから。不況のため今年のヤマハはどこのチームのことも支援はしてくれてませんが、私としては配慮してゆきたいと願ってます。」
芳賀選手の後継者として大きな責任を負う事となるロレンツォ・ザネッティはしっかりと前を見据えている。
「2010年にドゥカティ機で参戦し、その翌年、BMWへと移ったんですが、おかげで表彰台6回を獲得し、成長できる良い経験になりました。重要なのは僕のことを信じてくれる人達がいるってことで、厳しいことは覚悟してます。やれることをやって…マシンに強い走りをさせて、最善を尽くしてゆきます。何年もの経験を積んできたチームなんで、僕も溶け込んでゆきたいと思ってます。成長させてもらえることは確かでしょう。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年01月21日)
た、た、確かに若くて、ちょっと眩しい…