恒例モトGPレース成績表…まずは辛口、イタリアの『Moto.it』から!!
モトGP『ミザノGP成績表』
ホルヘ・ロレンソ :9点
ヴァレンティーノ・ロッシ :9点
アルヴァロ・バウティスタ :8点
アンドレア・ドヴィツィオーゾ:4.5点
ベン・スピース :4点
ステファン・ブラドル :5.5点
ニッキー・ヘイデン :5点
ジョナサン・レア :6点
ミケーレ・ピッロ :8点
カル・クラッチロー :4点
エクトル・バルベラ :4点
ダニ・ペドロサ :9点
ヤマハ :8.5点
ホンダ :9点
ドゥカティ :8点
ロレンソ:今回に関しては優秀だったと言うよりはラッキー。だが、チャンスは最大限に活用していた。
ロッシ:ドゥカティが育ってくれ、ミザノ戦で戦闘力が高まっていたのは確かだが、特にライダーが違いを見せつけていた。これ以上のことは無理だっただろう。それなりレベルのマシンに乗れば、ロッシはまだまだロッシなのだ。
バウティスタ:良いスタートを切ったのだろう(第1ラップ終盤には6位)。ロッシ選手を脅かすこともできただろうが、まぁ、これでOK。
ドヴィツィオーゾ:予選も決勝もけっこう期待以下。唯一ポジティブだったのはバウティスタへの最後の攻撃…ちょっと少なすぎる。
スピース:1周たりとも主役級の活躍はなかった。ドヴィツィオーゾが四苦八苦していたのに倒すことも叶わず。
ブラドル:第18ラップまで良い操縦の好タイムで3位だったから0.5点上増し。最後まで安定感を出せずにいる。
レア:全てを総合すると粛々としたデビュー戦だった。
ピッロ:ドゥカティ・テストでも証明された通り優秀な選手。もっと戦闘力のあるマシンに相応しいのだが。
バルベラ:良い青年なのだが、コース上では頻繁に明晰さに欠ける。今回のミスは許しがたい。
ペドロサ:本人がやった作業は最高。
[日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Moto.it 2012年09月17日記事より抜粋]
あぁぁぁ〜やっとやっとロッシに高得点がつきましたねぇ。
スピース選手は久々の高い順位で、確か本人コメントは「自分的には表彰台級だ」と喜んでいたコメントをちらっと見かけましたが…う〜ん、評価は低いですねぇ。まぁ、これも期待の大きさから来るわけだし、ロッシ同様に移籍前の有終の美を目指して欲しいもんですね。
続いて、ロッシ広報こと『Mediaset』…あぁ、こっちもドヴィツィオーゾの評価が…
『成績表:ロッシ&ロレンソ9点、マルケス10点』
ホルヘ・ロレンソ :9点
ヴァレンティーノ・ロッシ :9点
アルヴァロ・バウティスタ :8.5点
アンドレア・ドヴィツィオーゾ:6.5点
ジョナサン・レア :7点
マルク・マルケス :10点
ミケーレ・ピッロ :9点
ホンダHRC :4点
ロレンソ:居眠りしない程度に最低限のことだけしていれば良かった割りには、少々高得点を付けてしまったかも。
ロッシ:レース中ずっとロレンソをそこそこの距離で視界に入れていた。これが遂に気に入ってきたドゥカティ機に乗ってのことなのだから、シーズン終盤に向け良い徴候だ。
バウティスタ:チームとスポンサーにとってのホームレースで表彰台を獲得し、ほぼ解雇確実から契約更改決定か…と言うところまで変化。
ドヴィツィオーゾ:ペドロサ/クラッチロー脱落で表彰台は最低限の目標だっただろうに…0.003秒の差はアドリア海に住まうメドゥーサから鞭打たれたようなもの。
レア:モトGP初レース、合い言葉は『完走』…できれば10位以内だったのだから、任務は完了。アラゴン次戦はテスト済なので容易となるか。
マルケス:従順ではない…無理をしないで2位に甘んじろとボードに指示が出されていたが貪欲石頭…19才にしては過去に例を見ないほどの勝利ライダー。6戦5勝の夏が終わろうとしている。
ピッロ:ちょいとこんなマシンに乗って、素晴らしいレースをしていた。日の当たる場所がふさわしいライダー。
ホンダ:混乱時、必要な冷静さが欠けていた。
[日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Mediaset.it 2012年09月17日記事より抜粋]
久々にマシントラブルもなく実力を発揮できたピッロ選手には、来季、ドゥカティのテストライダーとしてのオファーが来ているそうですが…
さて、次はスペインサイトの成績表。いつも通り、点数は100点満点ですから、ご注意を。
し、しかし、バルベラ選手の評価が…イタリアサイトの方と似たようなこと言ってますねぇ。
『ミザノGP成績表』
マルク・マルケス :100点
ヴァレンティーノ・ロッシ&ドゥカティ:90点
アルヴァロ・バウティスタ :80点
ホルヘ・ロレンソ :70点
サンドロ・コルテセ :60点
ポル・エスパルガロ :40点
ルイス・サロム :50点
エステヴェ・ラバット :30点
マーヴェリック・ヴィニャーレス :20点
エクトル・バルベラ :10点
マルケス:随分前から総合ランク首位を走っており、危険を冒さずとも充分に勝てる余裕もあるのに…どうもこの若者は作りが違うわけだ。勝利への貪欲さに限界なし。
ロッシ:ドゥカティはロッシ選手の為のマシン改良作業を続け、またライバルチームへの移籍を決めた後もなおテストを行なわせる等、堂々とした品格を示してみせた。
バウティスタ:随分前から表彰台に相応しい選手だったのに、なかなか辿り着くには事情が整わなかった。
ロレンソ:ペドロサいわく『たなぼた勝利』。そうかもしれないが、レースとは走って勝つもの…ロレンソ選手は己の仕事を全うした。今後のライバルは…ペドロサ選手を抜かせば、集中力との戦いになるだろう。それを保てば、タイトルは彼のもの。
エスパルガロ:ポル・エスパルガロと言うのは破格のライダーであり、闘士、スポーツ選手としても特別なのだが、不運にも20〜30年に一度のライダーことマルク・マルケスと時代を共にしてしまった。今回も完璧なレースをしたものの、最終ラップのマルケスのプッシュには為す術もなかった。
ヴィニャーレス:彼のマシン(ホンダエンジン)ではKTM機に…特にコルテセの100%ワークス機相手に歯が立たないのは明らかだが、その才能をもってすればもう少し接近していけるはずだ。3戦続けて表彰台を逃すなんてことをしていたら、コルテセがミスを犯してもタイトルは取れないだろう。
バルベラ:良い青年なのだが、ライダーとしては時に脳たりんなところがある。アッセン戦でのロレンソ/バウティスタの衝突転倒と比べると、あちらの方がより『自殺的行為』で、アンラッキーではあったが弁解の余地なし。今回の方がレースアクシデント的だが、ただ、奇妙なレースではあった…通常ならば第1ラップでペドロサ選手があんな所を走っているわけがないのだから。バルベラは関わらずに抜かせるべきだったのだ…彼向けの勝負ではなかったのだから。
[日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Motocuatro.com 2012年09月18日記事より抜粋]
バルベラ選手って…よっぽど普段は好青年なんでしょうねぇ…
茂木では、40台のおっさんには目もくれず、女性を狙ってサインしてる姿からは、好青年と言うより、女好きな感はありますが、ラテン系では当然ですかね。しくしく。