『イアンノーネ:ミシュラン?今までのと違うけど、好きだよ』
★11月25〜27日までヘレス・サーキットでモトGPテストが行われた。
★テスト最終日27日のアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティファクトリー)のコメント。
「ポジィティブな一日でした…タイヤを見極めるためけっこうな作業ができたし、信頼感とスピードをつかむのにどっちの方向へ行けばいいかも理解できたし。お陰で幸せな気分ですよ…ヴァレンシア(テスト)ではセッティングの作業は全然できなかったんで。どんどん伸びていけてましたよ…24周回こなしたタイヤで1分39秒6を出せたしね。新たな状況を見極めるべくユーズドタイヤに集中してたんですよ。ヴァレンシアでの方がリアのグリップは良かったけど…コースも違うし、アスファルトも別ものだし。ミシュランは良い仕事をしてますよ…ブリヂストンが9年(ワンメイクを)やってきて、レベルはかなり高くなってるから。」
【転倒していたが…】
「強く差しかかりすぎて、ちょっと膨らんでしまってね。」
【フロントタイヤの限界点が分かりづらいと、皆が言ってるが…】
「ホントに…分かりづらいんですよね。転倒してしまうってことは、どこかが上手く行ってないってことだしね。改善するために作業をしてるんだし、毎回出走する度にちょっとは良くなっていて…実のところ、ミシュランタイヤって言うのは挙動がちょっと違うんですよね。でも、僕は気に入ってるし、上手くやるにはその辺は重要な点だから。ブリヂストンと比較できる期間も終わってしまったしね。つまり結局のところ、ひたすらライディングを変えていかなければならないってことですよ。まぁ、OKですけどね。これまでのに匹敵するタイヤだし、他のタイヤでだって同じように手を入れていかなければならなかったんだし。シーズン後半、うちは伸びてこれたし…それはスタッフの頭脳的な作業のおかげなんですよ。ブリヂストンで伸びてこれたんだから、ミシュランでもできるでしょう。」
【しかし、作業は山積みで…】
「そうですね。色々と変わったから…タイヤに電制システムに…開幕レースになるまでは何をすべきなのか…全部はわからないでしょうね。僕の方では特に問題はないですよ。できるだけ速攻で自分の方を合わせていくだけ…速く走れるようになるだけで。他の選手のことを気にかける気もないし、自分のことだけ…自分のマシンとドゥカティのことだけ考えていきますよ」
【来年はケーシー・ストーナーのことも頼りにできるし…】
「ドゥカティ入りしてくれて本当に喜んでるんですよ。ケーシーはかなり速いし、貴重な経験の持ち主でしょ。意見を言ってもらって…僕らにとっても重要でしょう。ケーシーの才能は驚異的だし、彼と自分を比較検討できるなんて素晴らしいですよ…ワイルドカード参戦しても、しなくてもね。」
(2015年11月27日『Gpone』記事参照)
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ライディングを変えていかなけばならない
かなり重い言葉ですね。
最近見られるような極端なリーンインが少なくなりますかね?
あれなんか絶大なフロントのグリップがあってのものだと思いますから。
ドカのライダー二人ともポジティブな発言ですね。
ラップタイムが1秒くらい速くなったとミシュランのオッチャンが言ってたけど、それかな?
でもタイヤの限界がわかりずらいって、、致命的では?? コケなきゃわからない。
フロントのグリップ感をライダーが掴みにくいのか?
荷重を抜いたら、グリップが過度になくなるのか?
とか、よくわかんないですね。
ライディングフォームまで変えるか。どんなフォームだろ?
リーンインが大きいロレンゾ、一番激しい?マルケスとか、
あのライディングフォームがもしできなくなったら、ドカに有利に働くだろうな。
コーナの速いヤマハは、辛くなるか。
ニュースの情報だけじゃ、なんもわからんですが。
最近、過去のシーズンのビデオを見てるんですけど、
例えばムジェロでのレースを年代別に見ると、2012年あたりだとロレンゾでも割とリーンインが少なく肘もそれほど擦っていない走りです。
これが翌年の2013年になると今と同じように大きなリーンインになってます。
明らかに違いが見て取れると思います。
もちろんマシンは違うから完全に比べられるものではないけど、この変化は、やっぱりタイヤの進化がここでも大きかったんじゃないですかね?
自分はそう思うんですが、その上で予想すると来シーズン、特に序盤は2012年くらいに戻るのではないかと。
私は、今年のロレンゾとロッシの走りの違いを注意して見ています。
ロレンゾが10秒以上の差をつけてロッシに勝つときと、逆にロッシが勝つ場合がありました。
ロレンゾが勝つときは、1周につきだいたい0.2から0.8秒くらいの差を積み上げて勝ちます。
このコンマ数秒の差がどこで生じているかを知りたいからです。
画像ではなかなかわかりにくいのですが、オンボードカメラのライダーの姿勢を見て、
ロレンゾ方がロッシよりリーンインの姿勢とマシンのバンク角が少し大きいです。
これでコーナリングスピードの差がついているのかなと思っています。
深いリーンインの姿勢の時間が長いサーキットでは、ロレンゾが圧勝していると思います。
あの深い姿勢のリーンインができるのは、マルケス、ロレンゾ、ロッシ、ダニ(の順?)の4人くらいかな?
新しいタイヤのせいで、あの深いリーンインができなくなると、勢力図が変わるかもしれませんね。ロレンゾは遅くなるかも。
どちらにせよ、来年が楽しみです。
彼等がどう順応していくか?
楽しみですね。
あと、来年は燃料が2リットル増えます。
これもどのような影響があるか?ですね。