MotoGP

ドルナ社長:必ずロッシが盛り上げてくれる

モトGP『ロッシが盛り上げてくれることに疑いはない』

《オートバイレース業界のエクレストン》
《モトGPパドックの首領》
世界選手権をプロモートする『ドルナ』社のCEO、カルメロ・エスペレータ(左写真)のことだ。
毎年、モトGP開幕戦が近づくと、当『AS』編集局にバイクにまたがって訪れるほどのライダーであり、我紙が誇るコラムニストのアンヘル・ニエト元世界チャンピオンも欠かせないメンバーとして昼食を共にするのである。

先日、終わったセパンテストの結果はまだ記憶に新しいが、エスペレータ氏もまたストーナー・ペドロサ両選手が2分の壁を破ったことに大きな衝撃を受けている。着いた早々、こう口を開いた。
「二人共、セパン・サーキットでの最速ラップタイムを大幅に更新したね。ホンダ勢はもの凄いことになっているよ。」

通常、エスペレータ氏は予想と言うものをしない。立場上、そうすべきではないと思うからだ。しかし一度(ひとたび)、ロッシ選手について質問を受けたならば…つまり、ドゥカティ移籍後、非常に苦労しているようだが、再び盛り上げてくれるだろうかと訊かれたならば、次のように明言してくれた。
「まだまだロッシ選手が盛り上げてくれることに、疑いの余地はないですね。また、ドゥカティがロッシ選手と共に専念しているやり方にしてもね…。ヴァレンティーノも非常に期待してるんじゃないですか。
テストではトップにいなかったって?
火薬ってのは戦場で使うもんでしょ。現在、ロッシ選手が気をつけるべきことは、プレシーズン中に怪我をしないってことでね。何があっても転倒しないってことが戦略なんじゃないのかね。ドゥカティのマシンに1週間乗ってみて、絶好調だって言ってるのは誰もいないわけだし。」

アンヘル・ニエト氏もロッシ選手のことだと、いつも肩を持つ。
「また盛り上げてくれるってことは、皆さん、ハッキリさせておいて下さいよ。ドゥカティは望むもの全てを提供するだろうし、ロッシ選手は体を張って全ライダーを倒しにかかるでしょ。」

エスペラータ氏が指揮を取っている世界選手権では、いつの日か、ヴァレンティーノ・ロッシ記念碑を創らねばならないだろう。オートバイスポーツに彼がもたらした全てを讃えてだ。しかし、まだまだ遠い話。なぜならば、
「ヴァレンティーノは現役中に、そう言うことをされたがらないからね。」とのこと。
ここでアルフレード・レラニョー記者から、「ライダーと言うのは、いつ引退時だなって思うものなんですか?」との質問が出た。
この質問に一番良く答えられるのは、アンヘル・ニエト氏だろう。
「前のように頑張れなくなって、保守になってきた時ですね。慎重になってしまうんですよ。以前は、あり得ないようなライン取りをしてたなって、急に思うようになる。」
ここでエスペレータ氏が、
「時間の問題なんだよ。」と言い添えると、レラーニョ記者がこう締めくくる。
「入れ込み加減の問題なんですね。」

話題は別の『入れ込み加減』に…つまり、憂い多い経済不況の問題へと移されれてゆく。
スポンサーなしのチームはどうなるのだろう…と言う問いには、
「ヤマハにはスポンサーを付けられたんだよ。ただ、いくらでも良いってわけにはいかないんだと。私はどこかの企業が出してくれるだろうと思っているんだがね。我々全員、もっと働かなければ。ニエト選手が現役だった時は、メーカーにスポンサーなんて付いていなかった。それに、ワークスが支援されると弱小チームが駄目になるしね。スポーツ業界がスポンサーなんて不要なものを求め始めたわけだが、これがオートバイやF1にとっては必要なものなんだな。サッカー界は、以前は必要としてなかったが、今じゃピンからキリまでの値段でTシャツを売ってね。その他のスポーツの市場を破壊したわけだ。トップが値段を下げたりしたら、その他は谷底に落っこちてしまうだろ。」

ここでニエト氏が、デビューした頃のことを思い出し、
「最初は真っ黒だったんだけど、ある日、マシンに『Repesa』の『R』が書かれるようになって、その後『Repsol』になったんですよ。」と言うと、エスペレータ氏がこう言い添える。
「君は『Fundador』のブレスレットも付けてたよね。スポーツ界におけるスポンサー支援がエンジンを創り上げたんだ。今、思えば、タバコ業界が上り調子だったってのは我々にとってツイていたなぁ。我々にとっては、不況はずっと以前から始まっていたし、我々には何としてでも活気が必要だったからね。」

それで新たな市場を開くに至ったわけだが、古くからの馴染みのことも忘れはしなかったのだ。
「GPを開催しなければならない国がいくつかあってね。レースにとっては旗印だからなんだよ。フランスには公認サーキットは1ヶ所っきりで、GPを開催したがってる人間も1人しかいないもんだから、私としてはカタールと同様に開催費を請求する気はないんだよ。ヨーロッパは世界選手権の中心だし、新たな市場がどっさりあるから常にヨーロッパではレースを開催できるでしょう。」

モータースポーツを世間で人気の高いスポーツに置き続けるその能力ゆえに、いつの日かエスペレータ氏がバーニー・エクレストンの…あのF1界トップの後継者になるのでは…と言われているのだ。
面と向かってそう聞いてみたら、ざっくばらんな答えが返ってきた。
「私はドルナの株主でね。64才で、オートバイが好きなんだ。だから、いつかF1のエクレストンの後継者になるなんてことは考えられないね。なるつもりもないし、もし、そう言う話が来ても引き受けないだろうね。」

ここで、こんな質問が飛び出した。F1とモトGPの間には、レアル・マドリードとバルセロナにあるようなライバル関係があるのかと。
エスペレータ氏は、ないと思うとしながら、
「どっちがバルセロナで、どっちがレアル・マドリードだい?向こうの方が、こっちより上だしね。私としては、こっちのショーの方が好きなんだが、ただビジネスとしては向こうの方が7倍上だね。」と。

今年は800cc時代の最後の年になるのだが、2007年からの収支はどうであったのか…。
「このカテゴリーは世界的な経済発展のピリオドを作ってくれたね。メーカーにとってはテクノロジーへの挑戦だったんじゃないかい。費用を度外視してのね。それがもう終わるわけだが、これからは22台参戦させ、もっと低い予算でね。それか最高24台になるか。すでに想定外に多くの参戦希望が来てるもんだからね。チームは2タイプに分かれるだろう。オフィシャルマシンを持つワークスと、市販車エンジンに近いエンジンのプライベートチームにね。このレギュレーションでやることになるでしょう。各メーカーは走りたがらなかったみたいだけど、プライベートチームのマシンは今みたいに莫大な金額じゃなく75万ユーロ(約8550万円)程度に収まるだろうし。中間カテゴリーに関しては、アプリリャ・ワークスの120万ユーロ(約1億3700万円)から、モト2の40万ユーロ(約4560万円)までを承認しましたよ。」

2012年には125ccクラスもモト3に変わるのだが…。
「全メーカーが変わることになるね。エンジンはワンメイクじゃないが、かなり規定されたものになるでしょう。回転は1万4千で、単一のものにする予定。レースに勝つには、フレーム部分の改良具合にかかってくるだろうね。モト3クラスはできるだけテクノロジーを少なくして行なわなければ。2013年にはモト2もワンメイク・エンジンで行くよ。もう、どんな規定にするか決めてあるんだけどね。」

しかし、まずは2011年があるのだが…。
「全てにおいて上手く行ってくれると良いんだが。それから、シーズン終了まで優勝候補がケガで欠場するなんてこともないようね。ケガをして欲しくないんだよ。
ホンダは去年、非常に良くシーズンを終えたね。現在、ストーナー選手とペドロサ選手が互いに最悪なライバルなわけだ。二人にとっては最良なことだが。ただ、ロレンソ選手がトップに出て来ることは誰も疑っていないがね。」

(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Diario AS 2011年02月26日



なんか、オジサン達が
美味しい料理を食べながら
盛り上がってる…って感じですね。

…と言うわけで、
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POSTED COMMENT

  1. よしちゅう より:

    そうですね
    始まればロッシは必ずやってくれますね
    たのしみです…だって気付けばもう少しですもん

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