MotoGP

V.ロッシ:ストーナー皮肉「英語が分かりませんでした」

モトGP『ロッシ:間違えたので謝りました』

午前に行なわれたウォームアップで2位タイムを獲得してからずっと、ヴァレンティーノ・ロッシのレース解読の鍵は『雨』だった。
デスモセディチのセッティングは的中、そのうえ、肩のセットアップもOK。

表彰台に上がりたかったと言う。そして、第一コーナーでは深いブレーキングを少々長くかけ過ぎてしまうほどにプッシュしたのだと。ケーシー・ストーナー選手を追い上げた時に、しでかしてしまったのだ。ストーナー選手の脇を抜けるデスモセディチ、興奮の中、ロッシ選手は転倒、巻き込まれるストーナー選手。

その後のロッシ選手のコメントは次のとおり。
「表彰台に上がれず、もったいないことをしました。ウェットだとトップグループよりも速かったし、降って沸いたチャンスだったんですけどね。
第一コーナーの深いブレーキングポイントで、ストーナー選手よりもちょっと遅めにブレーキをかけてしまい、左ラインに入ってる余裕はもうなくて、滑ってしまいました。僕のミスです。クラッチを握ってたんで、エンジンはかかったままで、それで再スタートが出来たし、完走してポイントも取れましたが。
多分、ドライだったらこんなにコンペティティヴではなかっただろうけど、雨が降ってたんで速かったんです。」

結局のところ、ロッシ選手のミスだったと…

「常に遅れをとって、苦労している時、人間って間違いを犯すものだと思うんですよ。ストーナー選手を攻撃したかったわけじゃないけど、彼が怒るのは無理ないことです。良いレースをしていたんだし。実際、僕も謝りに行ったわけで。」

ストーナー選手は、あんな公に来るべきじゃなかったと言ってますが。モーターホームの方へ来て、TVカメラのないところで、できればヘルメットも脱いで…。

「マシンから降りてすぐにやったことです。(ポルトガル戦まで)もう顔を合わせることがないって分かってたんでね。ヘルメットを被ったままだったのは、(どう言う顔をすれば良いか分からなかったんで、ヘルメットを)利用させてもらいました!」

怒っているストーナー選手の所へ謝りに行くのに、ヘルメットを被ったままなら行きやすかったと言うわけだ。

「レースとはこう言うもので、僕だって、あのコーナーでエリアスにぶつけられて転倒し、総合優勝を逃したことがあるんですから。ストーナーは非常に調子が良いし、今後、取り戻すことはできるでしょう。」

ただ、マーシャルらは再スタートの際にロッシ選手の方を助けたのだ…ストーナー選手ではなく。

「マーシャルは、僕にはほとんど邪魔だったぐらいです。エンジンもかかっていて、すぐに再スタートできる状態でしたから。ケーシーの方に関しては、僕は分からないんで…。」

謝りに行った時、ストーナー選手にはなんと言われましたか?
「なんて言われたのか分からなかったんですよ。ヘルメットを被っていたんで。『肩』がどうとかってことぐらいしか分かりませんでした。」

転倒後、ストーナー選手が拍手していたのには気がつきましたか?
「ええ。実は、その時、片手を上げて謝ったんですよ。走りながらね。」

今回の件でストーナー選手とは、しこりが長く残るでしょうかね?
「さぁ、分かりませんね。とにかく、悪かったのは全面的に僕ですから。」

転倒後、ロッシ選手のマシンはなんともなかったのですか?
「レバーが曲がってたんで、自分で直しました。バルベラには追いつけるのは分かってたんですが、他の選手達とはかなり差がついてしまっていたんで慎重に行くことにしたんですよ。ドライの時もこれぐらい競っていけるよう、作業しなければならないですね。ドゥカティが雨に強いことは分かってたんですが、まだまだですね。
問題はブリヂストンのウェットタイヤの選択が適切じゃないと言うことです。ブリヂストンは少なくともウェット・ソフトとウェット・ハードの両方を供給してくれなければ。これが今日の課題になるでしょうね。」

何週間か前まではホンダが最速マシンと言った感じでしたが、現在、総合順位1位はホルヘ・ロレンソ選手ですね。
「僕としては、ホンダが今でも最速マシンですね。ストーナー選手が転倒リタイヤしなければ1位を取っていたんじゃないですか。」

ポルトガル戦に向けて、どのようなモディファイをするつもりですか?
「フィリッポ・プレツィオージ氏からは待つよう言われてるんですよ。プレッシャーはかけてません。もうドゥカティのスタッフらはとてもアグレッシブだし、やる気満々ですから。」

と言うわけで、ロッシ選手にとっては今回のストーナー選手との一件は『なぁなぁで終わった』と言うところ。ロッシ選手はついていたし、ストーナー選手はついてないうえ、馬鹿にされたと言うことで。ドナルド・ダックのストーナーと、ガストン・ロッシ…ってところか(訳者注:ガストンは『美女と野獣』の登場人物のことだと思います)。それとも、ガストンと言うあだ名はストーナー選手の方が向いているかも。
ガストナーって言うのでどうか!


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2011年04月04日





ロッシ選手って咄嗟の受け答えが大物だな〜と思いますよ。
昨日、紹介した「僕が何者か分かっていない」なんて
本当にサラッと言ってのけてましたから。


とにかく良いレースが観たいぞ!
祈願クリックPrego

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POSTED COMMENT

  1. OK より:

    いつも読ませていただいております。
    これって「ケーシーのオーストラリアなまりのキツイ英語が聞き取りにくい」って皮肉もあるようにも思えますけど。

    • chirico より:

      OKさん、コメント&ご愛読いただきまして有り難うございますね!
      オーストラリア訛りですか…(笑)。
      全然、話が違うんですが、以前、イタリア人レポーターがヘイデン選手にパドックでインタビューをして、散々聞いた後に、「訛りが強すぎて、何を言ってたのか分かりませんでした。」って終わらせてたことはありました。

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