MotoGP

L.レッジャーニ:ロッシはどのライダーにとっても嫌な奴

モトGP『レッジャーニ:ロッシは他の選手らにとって嫌な奴になり得るだろう』




ローリス・レジャーニと言えば、1981年125ccクラスおよび1992年250ccクラスそれぞれで総合2位を獲得し、世界選手権での1位獲得8回と言う実績を持つ元オートバイライダーである。
現在はイタリアのモトGP生中継番組で解説を担当しているレッジャーニ氏が、今回のストーナー対ロッシの一件に関し自身の意見を述べている。

「ヴァレンティーノ・ロッシと言うのは、化け物並みの驚異的なマスメディア威力を持っているわけで、同じクラスで走るどのライダーに対しても嫌な奴になり得る可能性がなくはないんですよ。言うこと成すこと全てがTVや新聞を埋め尽くすんですから。
だから例えば、ある選手がレースで1位になったとするでしょ。そうしたら普通は、自分の好成績をほめたたえる記事が新聞に出るんだろうなぁって期待するわけだけど、実際に載るのは、どうしてロッシが負けたのかを事細かに書いている記事であって、自分が勝ったことについては2行ぐらいしか書かれてなかったりするんです。それで結局、その選手は主役扱いされてるロッシのことを嫌な奴だなぁって思うようになる。当然ですよね。ロッシが悪いわけじゃないし、マスコミが悪いわけでもない。ただ、こうなんだってことですよ。」

また、レッジャーニ氏はこんなコメントも残している。
「時々、ヴァレンティーノ・ロッシと言うのは、ちょっと枠からはみ出したような追い越しをするんですよ。もちろん、レギュレーションに反してはいないんですけどね。
ただ、追い越しするにも暗黙の了解と言うのがあって、選手らはそれを熟知している。つまり、誰かを追い越す際、相手が接触を避けるために減速せざるを得ないような追い越しをするのは、僕としては最高にフェアなものだとは思えないですね。たとえ規則で問題なかったとしてもですよ。他にもそう言う追い越しをする選手はどっさりいるけど、ロッシって言うのはそう言う追い越しをするライダーの1人なんですよ。何が何でもそうしたいって思う時には、たとえそう言うことができるようなスピードじゃなくてもね。」

「それ以外に、時々、ロッシが記者達と話す時に放つ『一刺し』のことも覚えておくべきですね。例えば、去年、“ドゥカティ機を操縦するのは難しい。それは、ストーナーがずっと乗りたがらなくって、デスモセディチの本来の威力を引き出して見せなかったからだ”って言った時とかね。これって、相手を不愉快にさせることですよ。今、ストーナーが腹にためてあった物すべてをぶちまけてるけど、かなり見苦しいやり方ですよね。これが『ブーメラン』みたいに自分に返って来なければ良いんですが。マスメディア的な『ブーメラン』ね。あんな風に見境なく『舌戦』をしかけてくる者に向かって反論するのは簡単ですから。ヴァレンティーノみたいに非常に頭の良い人間にとっては、もっと簡単なわけでね。もし、ロッシ選手がドゥカティに乗ってコースで速く走れるようになった時には、ストーナーは格好悪いことになりますよ。
今のところ、ケーシーは心理的な限界のすべてを明かしてるってところでしょうね。」


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事 Moto.it 2011年04月30日





そう言えば、以前、ドヴィツィオーゾが愚痴ってました。
ロッシが絡まなければ2位なっても記事にされないのに、
ロッシが絡めば6〜7位で終わっても記事にされる…って。


あまり危険な追い越しはしないでね♡クリックPrego
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