MotoGP

ル・マンGPこぼれ話: 日本遠征への選手コメント、モトGPの将来、ロッシが不調の時は…etc

モトGP『ル・マンGPこぼれ話』




ホンダ:モト3に向け準備万端
現在の125cc2サイクルエンジンが、2012年よりモト3クラス3サイクルエンジンに代わるのだが、6月2日に開催されるバルセロナGPにてホンダがNSF250R機を発表することになっている。それも完全に走行可能な本物のマシンを公開すると言うのだ。
かつて2度チャンピオンタイトルを獲得しているアレックス・クリビーレ元選手が、レースウィークエンド中にデモ走行をする。
ちなみに価格は2万ユーロ(約230万円)強になる予定。

ミニ・シャーシ
ドゥカティのシャーシは40cmほどの平行六面体である。非常に小さく軽量で、ヘルメット用カバーケース程度のケースに入れて持ち運びができるほどだ。
ヴィットリオ・グアレスキチームマネージャーが次のように説明している。
「フロントフォークをエンジンに連結させるんですが、『V型シリンダー』の内側に仕込んである植込みボルトによって固定してるんです。」
ル・マン戦ではロッシ選手にもヘイデン選手にも、以前より堅くないシャーシを使ったマシン2台が用意されていたが、グアレスキマネージャーはこうも説明している。
「堅さを変えるには次の3点に手を加えることになります。カーボンファイバーの厚さ、タイプ、交差部分ですね。プロジェクトから実用化までに3週間かかるんですよ。」
基本的なバランスは変わっていないわけである。

スズキにスポンサーなし
フランスでは煙草に関する規定が非常に厳しい。煙草の広告を禁止するだけでなく(これはほぼ全世界的な傾向)、煙草に関連する商品の宣伝もダメなのだ。そのためスズキは今回のル・マン戦で、スポンサーロゴ(タバコの巻き紙メーカー)をすべて外さざるを得なかった。
その代わりに丸の中にアルバロ・バウティスタ選手の背番号19をあしらったロゴを使用したのだが、大変に『オールド・スタイル』なものだった。

ストーナー選手用の2011年フロントフォーク
ケーシー・ストーナー選手が2011年用フロントフォークのテストを行なった。
2010年までホンダ・レプソル両ライダーが使用していたものとは明らかに異なるのは、今後、水平シリンダーではなく縦型シリンダー(軸と平行)を使用してゆくため。
ストーナー選手はフリー走行の初回セッションからマシン2台ともにオーリンズ製フロントフォークを使用しており、シーズン開幕から全選手がこれを使用している(「ブレーキングや凹凸路面ではちょっと良い」)。
ただし、ペドロサ選手は今回のレースから2台のマシンそれぞれに2010年仕様、2011年仕様を使い、最終的に2010仕様の方を選んでいた。

ウェイン・レイニーのロッシ評
ウェイン・レイニーと言えば、500ccクラスで3度チャンピオンに輝いたライダーで(1990〜92年の3回連続)、1993年ミザノ戦で負ったケガのため現在は車椅子生活を送っている。
そのレイニーがツィッターで、ロッシvsストーナーの一件について語っているのだ。
「ヴァレンティーノは自分のリザルトが良くないと、ライバル選手の集中力をそぐのが他の誰よりも上手い。」

ホンダの新型ギアボックス
アプリリアの元技術チーフであるウェイン・レイニーが手がけたマシンは、数えきれないほどのチャンピオンタイトルを獲得してきている。
オランダで行なわれた某研究レポートによれば、そのウィットイーブン氏がホンダの新型ギアボックスについて、0.008秒でギアチェンジが可能であることを暴露している。ちなみに、これがヤマハのマシンだと0.026秒、ドゥカティならば0.042秒かかり、いまやホンダのギアは他のメーカーにとっては悩みの種となってきているのだ。
ドゥカティの技術チーフであるフィリッポ・プレツィオージは、
「現在、研究中です。ただ、実現化するのは全くもって容易なことではなく、何ヶ月もかかるでしょうね。」と言う。
この新型ギアボックスの優位点はギアチェンジの速さだけでなく、(特に)最速ギアに入れる際の操作のスムーズさ、故にセッティングの簡易化もあげられる。

オートバイ世界選手権にロレンソ選手が参戦150回目
今回のル・マンGPで、ホルヘ・ロレンソ選手が150回目のゴールを切ったことになる。
その他の記録は以下のとおり。
1位獲得が36回(モトGP15回、250cc17回、125cc4回)
表彰台獲得が75回(37回、29回、9回)
PP獲得が43回(17回、23回、3回)
最速ラップ16回(9回、4回、3回)

コースにオイル漏れ
モト2クラスのフリー走行第1セッションが、レッドフラッグにより10分ほど中断されたのだが、実は、あるコーナーでリカルド・カルドゥス選手がスリップ転倒した際にオイルが漏れてしまったため(カルドゥス選手にケガなし)。
しかし残念ながら、レース運営委員会がレッドフラッグを出す前に、ポル・エスパルガロ、ザビエル・シメオン、マッティア・パジーニ選手らがオイルのためにスリップしている。幸い、全選手とも無傷であった。

ロッシ「すごいぞ、シッチ」
ル・マンGPのテスト初日後、ヴァレンティーノ・ロッシ選手がマルコ・シモンチェッリ選手のことを褒めていた。
「何周かシッチの後ろについて走ってみたんですよ。ホンダは強い走りをしてるけど、彼も頑張ってますよ。ものすごく良い操縦をしてますね。」

モトGPの先が見えない
エストリルGP開催中、運営組織から次のような発表が高らかになされた。
市販車を利用した1000ccマシンでの新モトGPへ、16チーム21選手が参戦を希望していると言うのだ。
今回のル・マンGPでは参加者の登録を済ませ、次回のバルセロナGPで保証金3万ユーロ(約350万円)が支払われることとなるのだが、現在、全レギュレーションが明文化されていないこと等を理由に、参加を希望していたチームの大半が取りやめようとしている。
つまり、オートバイレースにおける最高峰クラスの未来が、いまだ確定していないと言うことなのだ。

クリーンなオーバーテイク
先頃、モンツァで行なわれたスーパーバイク世界選手権(WSB)ではマックス・ビアッジ選手にペナルティーが科せられていたが、パオロ・チャバッティ氏が過去のヴァレンティーノ・ロッシ選手のオーバーテイクを批判している。
現在、WSBの最高責任者に名を連ねるチャバッティ氏は、あの2008年ラグーナセーカ戦でケーシー・ストーナー選手を追い越したロッシ選手について、「あれがWSBなら、ロッシ選手もペナルティーものだった」と明言したのだ。
これに対するロッシ選手の回答は簡潔ながらも辛辣なものだった。
「ラグーナセーカ戦では、ちょっとコースアウトしてしまった時にトップだったのは僕だし、コースに戻った時にトップだったのも僕です。チャバッティ氏は自己PRのために僕の名前を出しているのだと思いますけど。」

おそらく、日本戦は有り
5月13日に行なわれたセーフティ委員会の会合で、カルメロ・エスペレータ氏(ドルナ社長)が選手らに向かって、
「茂木GPは90%の確率で行なわれる見通しである」と通達し、また、その翌日午後には『IRTA(チーム協会)』が各チームに「現在のところ日本遠征はあるものと確認された」とメールで連絡した。
このため各選手より当惑のコメントが出てきている。
ホルヘ・ロレンソ選手は声を大にして、
「どのような決定がされても、僕は茂木には行きません。日本に敵対する気はないけれど、放射能の危険があまりにも大き過ぎる。」と。
その他の選手らもだいたい似たり寄ったりで、ヴァレンティーノ・ロッシ選手は、
「日本に行きたくないって言う選手ばかりだし、僕もすっかり納得してるわけじゃないんですよ。6月には最終決定が下されるわけだし、どうなるんでしょうね。」
また、マルコ・シモンチェッリ選手はいつものくだけた調子でこんな風に言っている。
「今、僕が70才だったらあんまり問題ないんだけど、まだ、こんなに若いことだしねぇ…。」
ケーシー・ストーナー選手もなかなかサプライズ・コメントをしており、
「日本の話題になるたびに、茂木戦は中止になるだろうなぁって、僕らみんな確信してたんですけど、どうもその反対になるみたいですね。まぁ、オートバイレースにとって非常に重要な側面って言うのはたくさんあるんじゃないですか…。」と。

MZ:さようなら、チューブ型シャーシ
MZレーシングチームがチューブ型シャーシを辞めた。
アンソニー・ウエスト選手も、チームメイトのマックス・ノイキルヒナー選手同様にTSR型を使用することにしたのだ。

フランスGPは2016年まで
ドルナ社とフランスGP運営組織が2016年まで契約更新をした。

0.059秒は魔の数字
マルコ・シモンチェッリ選手と言えば背番号は常に『58』なのだが、今や『59』と言う数字が悩みの種になってしまっているのだ。
2010年のポルトガル戦ではわずか0.059秒の差で表彰台を逃してしまったし、今回のル・マン戦でも0.059秒差でケーシー・ストーナー選手にPPを奪われてしまったのだ!

忘れないように
ポルトガル戦ではベン・スピース選手のメカニックらがマシン内部に鉗子型ピンセットを置き忘れ、レース中にそれが燃料タンクの通気管を塞いでしまっていたのだが、今回はひと工夫し、はさみの握り手部分に結わえ付けたヒモの端をアクセルに巻き付けておき、そのヒモをブレーキレバーを引っ掛けておいたのだ。これならばポルトガルでの過ちを繰り返すことはない。

ル・マンGPの一言
アンドレア・ドヴィツィオーゾ選手
「シモンチェッリ選手とペドロサ選手の接触事故は見なかったけど、でも、想像はできますよ…。」


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事 Moto.it 2011年05月17日



日本遠征についてストーナーは
地元にも近いし、別に行ってもかまわない…って感じなんでしょうかね。


いやぁ〜、モトGPの未来に幸多かれクリックPrego
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